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     「水は答えを知っている」

                  

 

 

 

水を−20℃で3時間凍らせる。それがとける瞬間のほんの数十秒間、結晶が現れる。

水に音楽を聞かせたり、ことばを見せたりすると変化がおきる。人体の70%は水。

健康を考えるときに、ことばの意味は大きいことを考えさせる授業。

参考文献:「水は答えを知っている」江本 勝 著  サンマーク出版

 

 


東京都品川区の水道水の写真を見せる。

 

 

これは、何の写真ですか。ノートに書きなさい。

顕微鏡で観察している写真を見せる。

水を−20℃で3時間凍らせる。それがとける瞬間のほんの数十秒間、結晶が現れます。INH研究所というところでこれを撮影しています。さきほどの写真は品川区の水道水で、塩素のため、結晶がくずれているのです。

名水の写真を見せる。

これは「名水」です。このような美しい結晶になります。

 

 

 

溶ける瞬間の写真を見せる。

どの水も溶けきるときに、このような形をつくります。どんな水も、です。何か気づきませんか。

すぐに、「水」という漢字の形だと、声をあげる。

再び、東京都品川区の水道水の写真を見せる。

このような、ふつうの水でも美しい結晶をつくらないか、INH研究所では実験が繰り返されました。そして、ついに水に「あること」をすると、美しい結晶ができることがわかったのです。「あること」とはなんでしょう。ノートに書きなさい。時間は1分間です。

なかなか正解が出ない。「水に直接どうこうするわけでなく、水のそばであることをします」というヒントを出すが、わからない。

それは、音楽を聞かせたのです。(次の画像を見せる)これは、モーツァルトの交響曲40番を聞かせました。(次の画像を見せる)これは、ショパンの別れの曲です。このようにバラバラに別れた美しい結晶ができました。しかし、実は「別れの曲」というのは日本人がつけた曲名で、原題は違うのだそうです。別れの曲というタイトルをつけた人のエネルギーが関係しているのかもしれません。

説明をすると生徒から驚きの声があがった。続ける。

 

 

 

 

 

 

 


                      別れの曲

 

 

 

 

 

INH研究所では、音楽以外にも美しい結晶があらわれる方法を発見しました。なんでしょうか。

生徒は、なかなかわからない。ある生徒が「話しかける」といったので、「惜しい! 90点」と言った。そのあと、「言葉を書いた紙を見せる」という答えが出てきた。

それは、ことばです。ことばを書いた紙のうえに水の容器を置くのです。ところで、日本語でもっとも美しいことばはなんですか。それは、「ありがとう」です。(写真を見せる)これは右側が「ありがとう」、左は各国のことばで「ありがとう」と書いたものです。

写真を見て感嘆の声があがった。

ほかにどんなことばを試したか、わかりますか。「ありがとう」の反対のことばです。

すぐに「ばかやろう」と言う生徒がいた。

それは「ばかやろう」です。(写真を見せる)このように結晶がうまくできません。言葉には水の結晶を変えてしまう力があるのです。たとえば、ご飯があります。ご飯を炊いて、三つの容器に分けていれておく。一つ目の容器のご飯には、毎日毎日、「ありがとう」と声をかける。二つ目には「ばかやろう」と。そして三つ目には何も言葉をかけません。無視するのです。そして1ヶ月くらいすると、腐ってきます。一番腐らないのはどれでしょう。「ありがとう」だと思う人。(ほぼ全員挙手)。そのとおり。では、もっとも腐り方のひどいのは、「ばかやろう」と「無視」のどちらですか。(挙手をさせると半々であった)。正解は「無視」なのです。ごはんはかなりの部分が水分です。だからことばに反応するのですね。(次のスライドを見せる)。このスライドのように、人間の体の70%は水分です。もし、人に「ありがとう」と言ったら、どのような変化がおきると考えられますか。ノートに書きなさい。

生徒にとって、むずかしい発問であった。ほとんどわからない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 ありがとう                 ばかやろう

 

 

「ありがとう」ということばをかけられた人の体の水分が反応することが予想されます。当然、「ありがとう」と言った人も同じです。逆に「ばかやろう」と言った場合にも、相手もそうですが、自分自身の体の水分が「ばかやろう」に反応することが予想されます。(写真を見せる)これは「〜しなさい」と言ったのです。この写真から考えると「しなさい」というのは水にとって良い言葉ですか、悪い言葉ですか。(生徒が『悪い言葉』と言った)。結晶がくずれていますね。しかし、「しようね」と言った場合はどうでしょうか。(写真を見せる)このように美しい結晶になります。言葉が水に与える力はすさまじいのです。

続けて説明する。

それを簡単に実験する方法があります。それは「雲を消す」実験です。雲は水ですね。(以下、「水は答えを知っている」126ページ、127ページから引用)。

晴れた日に、青空に浮かぶ雲のうちから一つターゲットを決めてください。たくさんあるうちの小さな雲を選ぶと、その雲だけ消えますので、よりわかりやすいかもしれません。

雲消しゲームには、心構えがとても大切です。まず、雲が消えるのを信じて疑わないこと、それからあまりに一生懸命やりすぎないようにすることです。これは逆説のようですが、一生懸命になりすぎると、のぼせてエネルギーがうまく飛んでいきません。

さて、心構えができたら、自分の心から見えないエネルギーがレーザー光線のように、雲に向けて放たれているところをイメージしてください。エネルギーは消したいターゲットの雲にまんべんなく放たれるようにします。

そして、「雲は消えた」と過去完了形でいいます。それと同時に、エネルギーに対して「ありがとうございました」と過去形でお礼を言うのです。この手順を踏めば、すぐに雲は薄く変化していき、数分のうちに消えてしまいます。 

続けて問う。

さて、IHN研究所でもっとも美しい結晶ができたことばがあります。どんなことばでしょう。ノートに書きなさい。

生徒はすぐに「愛」とこたえた。

そうです。「愛」です。それともうひとつある。「感謝」です。これを水に見せた結晶はこれです。

(写真を見せるとおどろきの声があがる)。さらに、よくないことばで、皆さんが日頃口にしやすいことばがあります。「ムカツク」「殺す」です。その写真を見ましょう。(写真を見せると数名が『人が見える!』とさけんだ)。ことばの力はすごいのですね。では、授業はこれでおわりです。教室にもどって感想を書いてくださいね。

(体育館で2クラス対象に行った。ここまでで40分間)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


愛・感謝                   ムカツク・殺す