被災地がれき 東京で処理始まる
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被災地がれき 東京で処理始まる

11月3日 12時13分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東日本大震災で出たがれきの一部を被災地以外で処理するため、岩手県宮古市から運び出されたがれきが3日朝、東京に到着しました。都内の処理業者の施設では、埋め立てに備えてがれきを細かく砕くなどの作業が始まりました。

宮古市から運び出されたがれき31トン余りを積んだ貨物列車は、2日夜、盛岡市を出発し、3日午前7時すぎに東京・品川区の貨物ターミナル駅に到着しました。コンテナに入ったがれきは近くの処理業者の施設に運ばれ、業者が木くずやガラスなどを燃えるものと燃えないものとに分別したり、細かく砕いたりしていました。また、がれきを鉛の箱の中に入れた状態で放射線量の測定が行われ、東京都が決めた目安の1時間当たり0.01マイクロシーベルトを大きく下回っていることを確認しました。がれきのうち燃えるものは今月6日以降に焼却されて、その後、東京港の埋め立て地に埋め立てられ、燃えないがれきもそれ以降、同じ埋め立て地に埋め立てられます。東日本大震災で出たがれきが被災地だけでは処理しきれないなか、東北地方以外でがれきを受け入れるのは東京都が初めてで、都は平成26年3月までに被災地から合わせて50万トンのがれきを受け入れることにしています。東京都一般廃棄物対策課の今井正美課長は「一歩ずつ着実に処理を進めるが、懸念の声もあるので、放射線量の測定結果を公表するなどして丁寧に説明していきたい」と話していました。

東京都ががれきの受け入れを始めたことについて、がれきが最終的に埋められる処分場に近い江東区では受け入れに賛成する声がある一方、放射性物質に対する不安の声も出ていました。江東区東雲の住宅地では住民の男性が「被災地の痛みは分け合わないといけないので受け入れには賛成です。ただ、どれだけ危険がなく安全なのかを東京都はきっちりと説明してほしい」と話していました。2歳になる娘がいる母親は「原発事故が起きてからは放射性物質の影響について過敏になっているので、がれきが来るとなると子どもの将来が心配です」と話していました。また別の男性は「原発事故のあと、行政の説明は後手後手に回っている印象なので、安全だとする東京都の説明の正確さが問われていると思う。測定結果の情報をきちんと公開してほしい」と話していました。