大学病院部長が日本を斬る・・・・・・の?

医療問題を中心に様々な問題について考えてみたいと思います。

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医者増やせは能無しの議論だ

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これは日本の医療を治療する
という本に書かれていることです

著者は武井義雄氏

東北大学を卒業、エール大学助教授を経て
エモリー大学教授になった人です

医師数を国際比較する愚かさを指摘しています


ちょっと普通の知能のある人なら
日本人、日本の医療のために医者を
増やせなどといいません

前杏林大学耳鼻科教授の回想にもありましたね・・・


医者を増やせという人の中にはOECDの平均などといって
国際比較といいます・・・

単純に弁護士の国際比較をしますか・・・??

多少参考にはしてもその平均を目指せなどと
馬鹿げたことにはならないでしょう、普通の業界なら

例えば専門医制度のこういう点が優れているので
取り入れよう、などと考えるのは
意味がありそうです・・・

しかし、医療供給体制の非常に大きな柱である
医師数について単純な国際比較を行うことの危険性を
もっと知るべきです


医療システムが全く異なることも知る必要があります・・・

例えば脳外科医を例に挙げましょう

これ国際比較ではダントツ日本は脳外科医が多いんです

では日本で脳外科医は左団扇で仕事もなく
フラフラしているのでしょうか・・・

日本の脳外科医は大変に忙しいんです・・・

それは諸外国に比べて主に範囲が非常に広いからです・・・



では、外科医はどうでしょう・・・

日本では外科医も足りなくなるなどといわれています

大きな病院で大きな手術件数を見てみましょう

例えば腹部手術では大きな膵臓の手術
大きな病院でも一年間で10件などというのは
珍しくありません・・・

一ヶ月に一件以下ですよ・・・

これで忙しい・・・??

はい、外科医は大体忙しいんです・・・

それは脳外科医と同じ理由です・・・


日本には日本の医療の特徴があります
ここをちゃんと分析もせず、足りない足りない

大体足りないのはほんの一部であって
殆どの部分は余ってさえいます・・・

皆さんの身の回りで医者が居なくて癌の手術が
出来なかったなどという話がありますか・・・


全国医学部長会議が医者を増やせといっています

当たり前です、自分たちの権益を守るためです
自分の部下が増えるのを楽しみにしています・・・

しかし、医者も国民も不幸になります・・・

笑うのは病院長、教授、高給事務、高給Ns




日本の医療を正しくするには

余りつつある急性期病院を削減し集約
療養病床を増やして後方病院にすることが
喫緊の課題なんです・・・

適切な医療機関で適切な医療が行われるようにする


今の状態は不適切な医療が不必要に行われています

医者を増やせはこの状態のまま何の改善もなく
突き進むことを示しています・・・

医者を増やせの議論は大変に危険な議論だと
是非認識していただきたいと思います・・・

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開設日: 2008/4/13(日)

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