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USER(ユーザー)
ユーザーはデータベースにログインするユーザのことです。
作成したユーザにはさまざまなパラメータを設定することが出来ます。
ユーザーの作成
ユーザーの作成にはCREATE USER句を使用します。
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パラメータ | 説明 |
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identified by | ユーザーの初期パスワードを指定 |
default tablespace | ユーザーに割り当てるデフォルトの表領域名を指定 |
temporary tablespace | ユーザーが使用する一時表領域名を指定 |
quota | ユーザーが使用できるディスクスペースのサイズと表領域名を指定 サイズの単位はK(キロバイト)とM(メガバイト)が使用できる。 |
profile |
プロファイルを使用する場合はプロファイル名を指定 デフォルトのプロファイルを適用したい場合は「default」と指定する。 (プロファイルについては「オブジェクト/PROFILE編」をご覧ください。) |
account | ユーザーの使用可(unlock)・不可(lock)を指定する。 |
password expire | これを指定すると、このユーザーが初めてログインした時に強制的にパスワードを変更要求するようにできる |
CREATE USER taro identified by taropw default tablespace USER01 temporary tablespace temp quota 50M on USER01 profile default ; |
この例文だと、ID="taro"、パスワード="taropw"でデフォルトの表領域は「USER01」表領域で、使用できる最大スペースは「50MB」、一時表領域は「temp」表領域、でプロファイルはデフォルトプロファイルを使用するユーザーが作成されます。
※最低限、ユーザ名・パスワードを指定すればユーザは作成できますので、以下のCREATE文でもユーザは作成できます。
CREATE USER taro identified by taropw ; |
※ユーザーを作成するためには、「CREATE USER」システム権限が必要です。
ユーザーの変更
ユーザー情報の変更には ALTER USER句を使用します。
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※パラメータの詳細は、上記「ユーザーの作成」をご覧ください。
ユーザーの削除
ユーザーの削除には DROP USER句を使用します。
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パラメータ | 説明 |
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CASCADE | 削除するユーザーのスキーマ内のオブジェクトも、一緒に削除する場合に指定する |
--ユーザー(taro)と、スキーマ内のオブジェクトを削除する。 DROP USER taro CASCADE; |