NHK宮城県のニュース　仙台放送局

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消防殉職者慰霊式

震災で津波からの避難を呼びかける活動などにあたり犠牲となった、気仙沼市と南三陸町の消防団員を追悼する慰霊式が行われました。６日の慰霊式は日本消防協会などが南三陸町で行ったもので、遺族や消防団員などおよそ６００人が参列しました。
気仙沼市と南三陸町では、津波が押し寄せるまで住民に避難を呼びかけたり、防潮水門を閉めたりする活動にあたっていた、２３歳から６６歳までの１０人の消防団員が犠牲となりました。式典では黙とうのあと、気仙沼市の菅原茂市長が「いまの復興への歩みは皆さんの尊い犠牲の上にあり、感謝してやみません」と哀悼の意を表し、南三陸町の佐藤仁町長も「皆さんの犠牲に報いるため、安全・安心の町へと復興を遂げることを誓います」と述べました。続いて、参列者が花を手向け、犠牲となった消防団員に祈りをささげていました。
犠牲者の１人、気仙沼市消防団の分団長だった及川庄英さん（当時５９）の娘の庄子さんは「消防活動に命を捧げた父は誇りです。
父らしい名誉ある最期だったと思っています」と話していました。

11月06日　18時32分

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