勲章親授式 皇太子さまが代行
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勲章親授式 皇太子さまが代行

11月7日 12時12分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

秋の叙勲で大綬章を受章した人たちへの勲章の親授式が、7日、皇居で行われ、入院中の天皇陛下に代わって皇太子さまから勲章が贈られました。

ことしの秋の叙勲で「桐花大綬章」を受章したのは、前の衆議院議長で外務大臣や官房長官などを歴任した河野洋平さん、また「旭日大綬章」が、三菱商事の元会長で経団連の副会長などを務めた佐々木幹夫さんら3人、「瑞宝大綬章」には、元会計検査院長の森下伸昭さんが選ばれました。親授式は、午前10時半から皇居・宮殿の「松の間」で行われ、入院中の天皇陛下に代わって国事行為を務められる皇太子さまから一人一人に勲章が贈られました。続いて、受章者を代表して河野さんが、天皇陛下の一日も早い回復を願う気持ちを述べたうえで、「それぞれの分野で精進を重ね力を尽くしたいと考えています」とあいさつしました。これに対して、皇太子さまが「長年それぞれの務めに精励し、国や社会のために、また人々のために尽くされてきたことを深く感謝しています」と天皇陛下のおことばを伝えられました。このあと、受章者たちは勲章を身につけ、宮殿の前で記念撮影に臨みました。一方、天皇陛下の入院から一夜明けた東京・文京区の東京大学附属病院には、皇后さまが、6日夜に続いて、朝もお見舞いに出かけられました。宮内庁によりますと、天皇陛下は、熱が下がって体調が回復するまで入院し、気管支炎の治療を受けられる見込みだということです。