道内
戦車、公道走行３０キロ 千歳−苫小牧 陸自大分演習へ
（11/07 05:30）
ごう音を上げて東千歳駐屯地を出発する９０式戦車＝６日午後１０時３０分（小室泰規撮影）
【千歳、苫小牧】陸上自衛隊が大分県で行う協同転地演習に参加するため、陸自第７師団（司令部・千歳）の９０式戦車４両など装甲戦闘車両２０両が６日夜、東千歳駐屯地を出発、公道を走行し、苫小牧西港に向かった。北部方面隊の９０式戦車が道外に移動するのは初めてで、７日未明、同港に到着。沿道では市民団体が抗議行動を行った。
公道を走ったのは９０式戦車のほか、８９式装甲戦闘車１０両、８７式自走高射機関砲２両などで、６日午後９時から同１０時３５分にかけ、東千歳駐屯地を順次出発。全車両が走行用ベルトで走るため、ベルトに騒音防止や道路保護用のゴムを付け、時速１０キロ程度で国道３６号など３０・２キロを走った。＜北海道新聞１１月７日朝刊掲載＞
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