訓練参加で戦車など一般道走行
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訓練参加で戦車など一般道走行

11月7日 8時12分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

南西諸島の防衛態勢の強化に向け、大分県で行われる訓練に陸上自衛隊の北海道千歳市に駐屯する部隊が参加することになり、6日夜、戦車を含む車両およそ50両が移動を始めました。

北海道千歳市の東千歳駐屯地を出発したのは、今月10日から大分県の演習場で行われる訓練に参加する大型の90式戦車4両を含む車両およそ50両です。市民グループによる抗議活動の中、戦車などは輸送に使う民間のフェリーが出港する北海道の苫小牧港まで一般道を走行しました。戦車は騒音や振動が大きいため、走行用ベルトにゴム製のカバーをつけ、速度を10キロに落として走りましたが、それでも大きな音を出し、住民が沿道に出て見守る姿が見られました。苫小牧市の男性は「大きな音と振動でびっくりしました」と話していました。戦車はおよそ30キロの距離を2時間半かけて移動してフェリーに積まれ、午後に出港する予定です。今回の訓練は新しい防衛大綱で鹿児島から沖縄にかけての南西諸島の防衛態勢を強化する方針が示されたのを受けたもので、北海道の部隊が九州の訓練に参加するのは初めてです。