ここから本文エリア

現在位置:asahi.comマイタウン三重> 記事

遭難者道案内の男性、下山後姿消す 真夜中の御在所岳

2010年7月20日

 18日午後5時20分ごろ、菰野町菰野の鎌が岳(1161メートル)で、1人で登山中だった名古屋市守山区の男性会社員(39)の父親(67)から「道に迷った、と息子が連絡してきた」と110番があった。四日市西署が翌朝からの捜索を予定していたところ、19日未明に男性が下山。「偶然山中で出会った2人の案内で下山でき、気がつくと名前も告げずに去っていた」と話しているという。

 同署への男性の説明では、山中で午後9時ごろ、遠くにヘッドランプの明かりを発見。大声で助けを求めると、40代くらいの男性2人が気付き、道案内役になってくれた。午前0時50分ごろ、御在所ロープウエイ湯の山温泉駅まで下山。直後、2人の姿が見えなくなったという。

 男性は歩いてついていくのに必死で、会話はほとんど出来なかったという。同署では「御在所岳で夜の登山客は通常考えにくいが、無事下山できて何より」と話している。

PR情報

朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介

ここから広告です

広告終わり