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2011年11月7日7時27分

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葬式料理、食べに来て 岐阜・郡上、地域おこしに再現

写真:「おとき」で振る舞われるお膳の一例=ふるさと栃尾里山倶楽部提供拡大「おとき」で振る舞われるお膳の一例=ふるさと栃尾里山倶楽部提供

 「葬式料理」で山里に観光客を呼び込もう――。こんな奇想天外な発想で、岐阜県郡上市明宝二間手(めいほうふたまて)の住民たちが地域おこしを図る。葬式などの後、地元で採れた旬の野菜の煮物などを参列者で分け合う「おとき」という風習を再現し、11月と12月に試食会を開く。

 地域おこしグループ「ふるさと栃尾里山倶楽部」の若者たち約20人が企画した。地元の男性によると、「おとき」には「昔は貧しく、葬式の時ぐらいは腹いっぱい食べようという意味があった」という。田舎ならではの参列者への素朴なねぎらいは、現代の観光客にもアピールできると考えた。

 地元で採れた季節の野菜などを使って料理する。今回の試食会では、カボチャの揚げ物や紫大根の甘酢漬けなどが出る予定。季節ごとにメニューは変わり、春ならワラビやタラの芽、夏はそうめんやトマトなどを使う。

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