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天皇陛下:入院 気管支炎悪化、大事をとり

東大病院に入る天皇、皇后両陛下=東京都文京区で2011年11月6日午後8時16分、木葉健二撮影
東大病院に入る天皇、皇后両陛下=東京都文京区で2011年11月6日午後8時16分、木葉健二撮影

 風邪による発熱が続いていた天皇陛下は6日夜、東京都文京区の東京大病院に入院した。宮内庁によると、77歳の陛下には最近軽い気管支炎の症状があったが、今回は発熱が続き、気管支炎がより重くなってきたため、大事を取って入院を決めたという。政府は6日夜、持ち回り閣議で、7日に予定されている勲章の授与式など国事行為の臨時代行に当分の間、皇太子さまが当たることを決めた。

 陛下は3日午後に発熱し、4日の文化勲章受章者らを招いた皇居・宮殿での茶会やデンマーク王子夫妻との会見、6日の式典出席などを取りやめていた。6日夕に宮内庁病院で診察を受け、入院を決めた。同庁は、疲労が相当蓄積して体の抵抗力が低下している状況と思われる、としている。

 病気の治療で陛下が入院し、皇太子さまが国事行為を臨時代行するのは、03年1月に東京大病院で前立腺がんの手術を受けて以来8年ぶり。皇太子さまの臨時代行は、陛下の海外訪問時にも手続きが取られており、09年7月以来となる。

 天皇陛下はこの日、タートルネックにスラックス姿で車に乗り、皇后さまと一緒に午後8時過ぎに同病院に入った。マスクなどはしておらず、しっかりとした足取りで院内に入り、出迎えた病院スタッフに笑顔で応えた。【大久保和夫、真鍋光之、池田知広】

毎日新聞 2011年11月6日 20時42分(最終更新 11月7日 0時07分)

 

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