福島第一原発の事故直後、東京都の大気中にも微量の放射性ストロンチウムが浮遊していたことが分かりました。
日本共産党東京都議会議員団が放射性ストロンチウムの測定と調査を求めたのに対し、東京都が回答した内容で明らかになりました。それによりますと、東京・世田谷区の東京都産業技術研究センターが今年3月に集めた大気について日本分析センターに依頼し、調べた結果、ストロンチウム90が大気1立方メートルあたり約0.01ベクレル検出されたということです。東京都産業労働局は、健康面に影響を及ぼす可能性が低く、特段問題ないと判断し、公表していませんでした。日本共産党東京都議会議員団は、都内のほかの地域や食品についても測定、分析するよう求めています。