ソーシャル人のblog
連載企画「グーグルプラス入門」の第5回目です。
この「グーグルプラス入門」では、今後のソーシャルメディアの鍵を握るであろうGoogle+(グーグルプラス)について、他のソーシャルメディアとの比較や使い分けなども含めて、ソーシャル人「松宮義仁」としての視点で、主にビジネスマン向けに執筆していきます。
第5回目のテーマは「グーグルプラスへの入口はあの娘の手の平にもある」です。
お久しぶりです。さすがに1000というハードルはちょっと高かったようで、規定数に達するまでに、少し時間がかかってしまいました。そのおかげで、「いいね!」が伸びない記事を伸ばす小技をいくつか試すことができたので、収穫ありでした。
転んでもタダでは起きないのが、ソーシャル人という男です(笑)
前回までは、グーグル社の考える恐ろしいweb戦略について考察してきました。もしまだお読みでない方は、ぜひともお読みください。あの前提がわかってないとグーグルプラスというものを見誤りますので、十分にご注意ください。
今回はグーグルプラスの恐るべき「もう一つの戦略」についてお話します。
グーグルプラスがグーグルそのものに新しい価値が加わるという意味で「+」がついているという旨の話をしてきました。グーグルアカウントを持っていて、Gメールでもカレンダーでも何でもいいので、グーグルのサービスを日常的に使っているならば、既にグーグルプラスに組み込まれていることはご理解いただけたかと思います。
もうグーグルの支配する世界からは逃げられないなと思う反面、一方で、グーグルを使っているユーザー層をイメージしてみると、浮かんでくるのはパソコンの比較的得意な人ばかりで、一本指でパソコンを操作しているような人は、いまだに「ヤフー」を使っていて、グーグルを使う日は果たしてくるのか?という疑問がないわけではありません。
時代の流れは間違いなくグーグルですので、いずれ何らかの形でグーグルユーザーになってきそうですが、グーグルプラスを応援するものとしては、ちょっと不安な点だったりします。
しかし、不安も一気に吹き飛ばすような、「パソコンの苦手な層」をも、グーグルの世界に導くレールがはっきりと敷かれていたのでした。
次に出るアンドロイドOS4.0からは、グーグルプラスのアプリが標準で搭載されることに決まったという発表がグーグル自身からありました。
グーグルが本気でアンドロイドにもグーグルプラスを導入しようとしている姿勢が伝わってくる発表でした。
そもそも、アンドロイド携帯を購入すると、グーグルアカウントを取得するような仕掛けになっているので、勝手にグーグルユーザーが増えてくるのはわかっていたのですが、フェイスブックやツイッターというものがある中で、グーグルプラスをどこまで本気でアンドロイドに対応させてくるのかを、少し心配していたのです。
しかし、それは無駄な心配でした。
グーグルはフェイスブックやツイッターには足りないグループチャットやビデオチャットという魅力的なツールをグーグルプラスに搭載することで、無料のコミュニケーション・ツールとして、グーグルプラスを積極的に利用するような仕組みを用意していたのです。
携帯メールの代わりにグーグルプラスを使うようになるシーンまでも想定しているのでしょう。
アンドロイドのフェイスブックアプリは貧弱なデキですし、そもそも、フェイスブックはパソコンがないと十分な設定ができないなどということから考えても、グーグルプラスが、パソコンを持たないアンドロイドユーザーの心を掴んで、日常利用されるコミュニケーションツールの筆頭になるかもしれません。
試しにグループチャットを使ってみましたが、iPhoneのメッセージと同じような感じで利用することができました。無料で使うことができますし、これならグーグルプラスで繋がっておけば、メールアドレスの交換は必要ないかもしれません。
アンドロイドは全世界で1日に5万人のペースでユーザーが増えており、日本でも2013年には、スマートフォンユーザーが普通の携帯ユーザーの数を超えると予測されています。まだスマートフォンを使っていない携帯ユーザーの多くは、ドコモユーザーである割合が多いでしょう。
iPhoneはたしかに素晴らしいデバイスですが、ドコモから出ていない以上、iPhoneがいまよりもシェアを伸ばすことは考えにくいです。
あなたの周りにいる、いまだにガラケーのあの娘も、次の機種変更では、きっとスマートフォン、その多くはアンドロイドに変えることは明らかでしょう。
「グーグルプラスでメッセージやりましょ?」
そう声をかけられる日も近いかもしれません(ニヤリ)
最後はちょっとおちゃらけてしまいましたが、わたしはアンドロイドの将来性は高く評価しています。まずはドコモから発売される冬モデルに注目ですね!
次回はグーグルプラスのアクセスを増やすための基本的なメカニズムについて解説したいと思います。早く次回が読みたい方は、「いいね!」&「+1」&「リツイート」ボタンからの応援をよろしくお願い致します。
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