世に棲む日日

人知れず、ひっそりと・・・ 「風俗行ったら人生変わったwww」 の後日談やら外伝やらを気が向いたら書きますwww 良い趣味になりそうですwww

晋作外伝

その6

車を止めて、なんか、上り口みたいな感じのところまで来た。

晋「この細い道をね、どんどん登っていくと滝につくんですわ。」

俺「ほう、面白そうだねwww真っ暗だしwww」

けっこう、山っぽくて緑が多く、川沿いの道もあって、かなり涼しかった。

歩いている途中に街頭とかがあって、そこに虫がいたりした。

晋「俺さん、これ、これ!!!見てくださいよ!!クワガタがいますよっ!!!クワガタ!!」

俺「おお!!ほんとだ!!でも、テンション、あがりすぎじゃねwww??」

晋「ほら、こっちにも、ほら、カブトがっ・・・」

俺「ちょ、ちょっと、晋作君のそばにいるの、それスズメバチじゃね?」

晋「ぎゃぁっ!!うわっ!!おっかけてくるっ!!こっち来んなっ!!」

俺「やべっwww!!」

晋「笑い事ちゃいますよっwww!!こわっ!!」

みたいなことを言いながら俺達は、細い・・・細かったかなぁ・・・なんか一本道に近いような、

道をどんどん進んで行ったんだ。

その7

そしたら、なんか、道でうごめいているものがある。

俺「な、何?何?あれ???」

晋「ああ、夜でもたまにおんのか・・・」

俺「なんだよ?あれは?????」

晋「あれはですね、フヒヒ・・・、サルですわ。」

俺「サルぅぅ???え?飼ってんの?放し飼い???」

晋「いえ、野生ですわ。」

俺「聞いてないよぉ・・・大丈夫なの?人がいないから出てきたの?」

晋「ちゃいます。昼には人がぎょうさんおるから、餌もらうために、もっといっぱいおるんですわ。」

その8

まぁ、たまに見かけるサルを気にしながら俺達は、道を進んでいった。

そしたら、トイレのある道と、本道みたいな道に分かれているところがあったんだよね。

ちょっと記憶が定かではないんだけども。

別にトイレに行くでもなく、トイレのある方の道を選んで歩いていると、晋作君が、急に、

晋「俺さんっ!」

って小声で叫んだんだ。

見ると、トイレの屋根の上に、かなりでっかいサルがいて、俺達との距離がものすごい近かった。

俺は思わず、

俺「うわっ」って声が漏れた。

晋「俺さん・・・」

俺「な、なに??なに??」

晋「ほら、さっき、肉食動物の話したでしょ?いかに目力ってのがすごいかってのを俺が見せてあげますわ。」

俺「はぁ???何を言ってるの?何やるのか知らないけど、危なくない?」

晋「大丈夫ですわ。所詮、サル。もし、襲ってきても、俺のペガサス流星拳で一発ですわ!!」

俺「いやいやいや、野生動物って、そんなんじゃないって!!」

晋「・・・ちょっと下がっていてください。」

俺「え?え?」

と言いつつ、俺は、後ずさりして、その場を離れた。

晋作君はこともあろうに、もと居た場所から、二歩三歩進んで、サルと目と鼻の先まで、近づいた。

晋作君は屋根の上のサルをじっと見上げて、サルも、晋作君から目を話さなくなった。

俺(ちょ、だ、大丈夫なのか・・・こぇぇよっ!)

その9

それから、何分たったのか・・・。

いや数十秒なのか・・・。

見てる俺からすると、恐ろしい時間が流れた。

すると、

晋「俺さん・・・俺さん・・・」

と晋作君が小さな声で、話しかけてくる。

姿勢は、サルの方を見たまま、固まったままだ。

俺「どうしたの?」

と俺も小さな声で聞くと、

晋「めっちゃ怖いんですけど・・・、俺、動けんようになってしまいました・・・。」

俺「なに~っ!!!」

晋「ちょ、ちょっとこっち来てくださいよ・・・」

俺「や、やだよっ!!だって、そいつ、さっきまでのに比べても大きくね?」

晋「た、確かにちょっと大きいような気もしないでもないですね。」

俺「それ、ぜってーボスだよ!!やばいってっ!!」

晋「ま、マジで怖いですwwwちょ、ちょっとリアルに腰が抜けたって言うか・・・」

その10

まー実際にボスなのかどうかは分からないけど、絶対に他のサルよりも大きかったような気がする。

俺は、晋作君の側までゆっくりと、目を合わせないようにしながら、

歩いていき、晋作君の手を引っ張って、離れたところまで連れてきた。

そして、サルの方を見ると、頭をかきながらあくびしてた。

俺「おいっ!あれ、全然、相手にされてなかったんじゃないのっ?????」

晋「・・・・・・・・」

俺「ねえ?あくびしてるよ?緊張感のかけらもないよ??

晋「・・・・・・・・」

晋「リベンジしていいですか?」

俺「なんでそうなるんだよwww!!!」
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