けれども、4回転を跳ぶ回数が増えたので、靴は壊れやすくなりましたね。やっぱり3回転より衝撃が大きいようです。70センチぐらいの高さから、コンクリートにガツンと降りるようなもんです。
■半年でスケート靴を7足も消耗
5月から今までに、もう7足も靴を買い替えました。アメリカ大会も演技後に見てみると、かかとが割れていました。靴メーカーからも「ヒールを補強してから納める」って連絡がありました。いや、大変です。
みんなが4回転を跳ぶようになると、勝負の分かれ目が演技構成点だったりするんです。だから、プログラムは非常に大切です。今季はSPはデービット、フリーは昨季と同じ、マリナ・ズエワさんに頼みました。
振付師本人の個性はプログラムに出ます。デービットがすごいのは、「これは彼の作品だな」って雰囲気で分かるんだけど、そうした中でも選手それぞれの個性を引き出すところです。
なぜデービットが「チョイ悪」をテーマにジャズの「Inner Urge」を僕に選んだのか?僕には分かりません。
■技術的な個性も引き出してくれるデービット・ウィルソン
ただ、技術的な個性を引き出すのもうまいなって思いました。これまでステップは得点をとるためのものをしている、という感じでしたが、デービットが僕のできることを詰め込んでくれた結果、今では得点も出ている感じです。
マリナは昨シーズンの世界選手権のアイスダンスの金銀銅メダリストが師事しているコーチで、中学2年生のころから知っています。
マリナは米国在住のロシア人で、ロシアと米国、両方の良さを持っています。ロシア人のプログラムは、きっちりジャンプを跳ばせようとするがために、プログラムの流れが途切れるようなときがあります。でも、マリナはジャンプが跳びやすいように作ってくれるけれど、全体的なプログラムの雰囲気を決して壊しません。
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