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2011年10月26日 (水)

リビアで二度と見られなくなる16項目

2011年10月24日、Sayaによる投稿記事

 

  1. リビアには電気代の請求書が存在しない。電気は全国民、無料だ。
  2. 融資には金利がなく、リビアの銀行は国営で、全国民に対して与えられる融資は、法律で金利ゼロ・パーセント。
  3. リビアでは住宅を所有することが人権と見なされている。
  4. リビアでは全ての新婚夫婦が、新家族の門出を支援するため、最初のアパート購入用に、政府から60,000ディナール(50,000ドル)を受け取る。
  5. リビアでは教育と医療は無償。カダフィ以前、識字率はわずか25パーセントだった。現在、識字率は83パーセント。
  6. リビア人が農業の仕事につきたい場合には、農園を始めるための、農地、家、器具、種、家畜が、全て無料で与えられる。
  7. リビア人が必要な教育あるいは医療施設を見いだせない場合、政府が外国に行くための資金を支払い、さらには実費のみならず、住宅費と自動車の経費として2,300ドル/月、支払われる。
  8. リビア人が自動車を購入すると政府が価格の50パーセントの補助金を出す。
  9. リビアの石油価格は、リッターあたり、0.14ドル。
  10. リビアに対外債務は無く、資産は1500億ドルにのぼるが、現在世界的に凍結されている。
  11. リビア人が、卒業後就職できない場合は、本人が雇用されているかのごとく、特定職業の平均給与を、職が見つかるまで国が支払う。
  12. リビア石油のあらゆる売上の一部がリビア全国民の銀行口座に直接振り込まれていた。
  13. 子供を生んだ母親は、5,000ドル支払われる。
  14. リビアでは、パン40斤が0.15ドル。
  15. リビア人の25パーセントが大学の学位を持っている。
  16. カダフィは、この砂漠国家のどこででも自由に水が得られるようにするため、大人工河川計画として知られる世界最大の灌漑プロジェクトを遂行した。

Great Manmade River

記事原文のurl:www.disinfo.com/2011/10/16-things-libya-will-never-see-again/

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マスコミ、カダフィは、とんでもない暴君のように報道している、と思う。この記事と全く正反対。

両方が正しいということはあり得ないが、不良属国民は、大本営広報部を信じられない。

「TPPに乗り遅れるな報道」も同じだろうと確信している。あまりにも無内容。小泉郵政破壊キャンペーンの時とそっくりそのまま。内容を冷静に検討することはせず、あたかも、

  • 良い改革派(郵政破壊派、今回はTPP参加派)
  • 頭の固い保守派(郵政擁護派、今回はTPP不参加派)

の間の争いであるかのごとく、面白おかしく、世論をあおり、そして熱狂的な選挙。TPPもそうなるだろう。困ったことに、TPP参加は、選挙なしに、強行できてしまう。その結果、国際条約が、国内法に優先・支配する。

憲法ではなく、日米安保条約が、日本の実質的な最高法規であるのと同じ。TPPは日米安保条約を政治・経済面で補間し、隷属体制を永久化することになる。

カダフィ、西欧の歪んだ報道が国内に流れないように規制していたと言う。国民が西欧の歪んだ報道に、まどわされないように。その気持ち、わからなくもない。

報道機関というより洗脳機関、プロパガンダ機関。民営CIA日本支部。

TPP加盟によって、日本で二度と見られなくなる項目を冗談に想像してみよう。宗主国を見れば、いくらでも想像できそうな気がする。そのままコピーになるのだから。TPP、24部会あるのだから、24項目はあるはずだ。

  1. 全員加入で、比較的質のよい医療を提供してきた健康保険制度
  2. 安価な市販薬品
  3. 健康な高齢者(ジャンク・フードの食べ過ぎで、不健康な人が増えるだろう)
  4. 安価で便利な郵便制度、郵貯、簡易保険(宗主国の郵便サービス、破壊直前)
  5. むやみに争わない風土(宗主国の弁護士が参入し、訴訟社会化)
  6. 公用語としての日本語(アメリカ企業にとって、日本人が日本語を読み書きしていては障壁なので、公用語はアメリカ語にすべし、といわれかねない。)
  7. 属国大本営マスコミ(宗主国直属大本営マスコミに乗っ取られるだろう)
  8. 比較的少ない麻薬中毒者
  9. 比較的、低い犯罪率・殺人事件(個人が自由に鉄砲を所有できないのは市民的権利の弾圧だから、銃の所有を許可しろ、といわれるかも知れない。宗主国で一番競争力がある輸出品、兵器だろう。)
  10. 安全な牛肉
  11. 安全・安定した農作物(原発事故のおかげで、ややあやしくなっているが)

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コメント

ど素人にも、TPP、TPP推進派の悪辣さが理解できますが‥

リビアは石油大国です。体制に反抗しなければ、このくらいのことを行う経済力はあるわけです。その一方で、言論や行動が制限され、それに反抗すると命を失う可能性がある社会は、私は評価できません。
すなわち、最初のリビアの夢のような記事は、「カダフィの飼い犬の生活に満足できるならば」という仮定つきのはなし。人間にとっては、天国ではありません。

次に、TPPの記事について。
これ、話になりません。TPPをきちんと理解していますか?さらにいえば、TPPを拒否し続けた場合のリスクを把握していますか?
煽動するのが目的だとしても、ちょっと内容的にひどすぎます。

カダフィがああいう結末になったのはトルコの独裁者ケマル・アタテュルクと比べるとわかりやすいですね。

同じような独裁者ですが、ケマルは世襲を考えず(実子がいなかったせいもありますが)将来の多党制への移行も視野に入れて体制を作っていたため、今でもトルコの英雄として尊敬されています。 

また、カダフィと似たような例ではイランのパフレヴィー王朝があります。レザー・シャーの元、急速な近代化を進め教育水準も上がりましたがそれゆえに王制に対する批判も発生し、イラン革命により大統領制に移行しました。

リビアはトルコではなくイランの道を進んだためにああなってしまったということでしょう。

最近はどこの国の政治も似たり寄ったりだと思っていましたが、新自由主義の下では「仁政」をしようものなら「社会主義者」「独裁者」「狂人」のレッテルを貼られて殺されてしまうからなのですね。恐ろしいことです。
サダム・フセインのイラクも「アラブ諸国の中では先進国」だったそうですし。
さて、「日本がTPPに加盟したら二度と見られなくなる11項目」のうち、売国奴たちにも5、8,11は温存した方が都合がいいかと思います。とくに5は最後まで残そうとするのではないでしょうか。

初めまして。『武山祐三の日記』さんのブログから来ました。
貴重な情報をありがとうございます!
私も最近同じような記事をみました。
リビア国民は何の不満があったのでしょうか?
もしくは、国民をマインドコントロールして不満が増大するようにしかけたとか?
誰かわかる方教えてください。

夢の国
URL:
http://m.ameba.jp/m/blogArticle.do?unm=mademoiselle-ai&articleId=11057571071&frm_src=article_articleList

こんばんは、
リビアの報道驚きました。
事実なのでしょうか?
それにしても、リビアの「改革・解放」報道のとき
誰もリビアの政策について報道されていませんでした。
そのことを考えない私もうかつでしたが
誰誰が悪いだけの報道には気をつけなくてはと
今一度考えさせられました。
紹介させていただきます。

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