木霊
テーマ:ブログなんて読むかわかりますか?
「こだま」
って読むんです。
樹木に宿る精霊で、 またはその宿った樹木のことを言うらしい。
その精霊は山中を自由自在に駆け回ると言い伝えられていて。
山や谷で音が反射して遅れて聞こえる現象である山彦は、この精霊のしわざであるって信じられていて。
今回
ここFirenzeで念願の個展を開く事になりました。
母との二人三脚ですが、
この個展を開くことを許してくれた団体というのが
"eco d'arte"
という名前で、
文頭に「木霊」について書いたのはそういうことなんです。
つまり
「芸術の木霊、反響」
って言う素敵な名前を持つ団体で、
母の夢を叶えようと思って必死になって個展の場所を探して、
なかなか良いところが見つからなくて、
毎日毎日本当に必死だったんですが、
決まる時というのは突然現れるもので、
巡り会いとでも言うか、
そんな感じで奇跡的に、突発的に、ここでの個展を許されました。
本来樹木の中を自由に駆け回る精霊の木霊が、
芸術の木霊に化身して、
私たちに思ってもみない偶然を、いたずらに引き寄せてくれたように感じてなりません。
でも実は木霊って、
思いっきり叫べば、必ず答えてくれて、
これが偶然だなんて、思っていない節もあるんです。
そんな木霊の力をあとしばらく引き寄せて行きたいなっておもってます。
って言うのも、
個展をやるのは母も私も初めてで、
あたふたしていて、
彼の力無しでは成功しないんじゃないかなって。
もう少し私たちのそばにいてよね。
そして、見にきてくれる人たちになにかの、木霊「反響」を与えられたら良いななんて
へなちょこな表現者の私ですが、
そんな風におもってます。
まーでかい額を買うのも初めてで、
でもこんな風に大きくしてみると、やっぱり自分の作品に愛着が浮かんで、
にんまりしています。
6月5日~17日
夕刻
Firenzeに木霊を引き寄せられるように、
ぜひ皆さんの力を貸して下さい。
Tanti bacini
ciao.