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【芸能・社会】

生田&中谷が平安絵巻を演出 映画「源氏物語」京都プレミア

2011年11月3日 紙面から

 映画「源氏物語−千年の謎−」(12月10日公開)の京都ワールドプレミアイベントが2日、京都市内で開かれ、主演の生田斗真(27)と中谷美紀(35)が和服姿で登場した。

 「源氏物語」は、なぜ紫式部が源氏物語を書いたかという謎に迫る作品で、現実の平安世界と主人公・光源氏の物語の世界を行き来しながらストーリーが展開。生田は光源氏を、中谷は紫式部を演じた。

 京都ワールドプレミアは、国の重要文化財となっている京都市左京区の平安神宮の應天門をライトアップして行われ、作品に合わせて生田と中谷が撮影でも使われた牛車(ぎっしゃ)から姿を見せると、集まった約200人の女性ファンらから歓声が上がった。生田は紫のはかま姿、中谷は鮮やかなクリーム色地に笹の刺しゅうが施された着物、紫の帯で登場、華やかな平安絵巻を展開した。

 初めて牛車に乗ったという中谷は、「自分が書いた物語の中の希代の貴公子と2人だけで乗せてもらってドキドキした」。生田は「ずっと京都で撮影していたし、撮影の合間に京都の町をブラブラしていたので『ただいま』という感じです」。映画の見どころについて生田は「日本人にしかできなかった映画が完成したなと思います。この映画を見て、日本人でよかったとか、日本って本当にすごい美しい国だなあと再確認していただけたらうれしい」。また中谷は「紫式部がこの物語を書いたので、紫式部が光源氏に出会うことはないはずですが、この作品では物語と現実が同時進行で描かれ、最後にはとうとう2人が出会ってしまうシーンも。どうしてこの物語が書かれたのかを、物語をお読みになった方も読んでない方も味わっていただければ」とにこやかに話した。

 この後、2人は同神宮内の内拝殿で鶴橋康夫監督とともに映画の大ヒットを祈願。TOHOシネマズ二条など京都市内の3映画館で舞台あいさつを行った。

◆牛車は3000万円

 イベントに登場、中谷と生田が乗った牛車は映画撮影のため新調された。劇中では東山紀之(45)演じる藤原道長と甲本雅裕(46)演じる藤原行成が移動するシーンに使われた。東宝によると製作費用は約3000万円。撮影時は牛がなかなか動かなくて「牛待ち」だったこともあったというが、この日のイベントではカメラのライトに興奮することもなく、無事に役目を終えた。

 

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