ボスキエロ(右)のメンチ切りを余裕でシカトした粟生=千代田区のホテルグランドパレスで
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王者・粟生隆寛と挑戦者のデビス・ボスキエロの予備検診が3日、東京都内であり、ともに異常はなかった。
粟生が余裕のシカトだ。ドクターチェックが終わった後だった。2人並んでカメラマンに向かってポーズを取っていると、挑戦者が粟生の目をのぞき込もうとした。ところが、粟生は相手に一瞥(いちべつ)をくれることもなく、自然体のファイティングポーズを取っただけ。「挑戦者の印象? イケメンですね」と粟生はサラリ。一方、無視された格好のボスキエロは「粟生はあえて見ないようにしていたな。怖がっていたかどうか微妙だけど」と苦笑い。
4月の初防衛戦でトランクスに東日本大震災の被災者に向けたメッセージを入れた粟生は「今回はパンチの利いた(ラッキーカラーの)ピンクのトランクスに、お世話になった人や被災地に向けたメッセージを入れる」と明かした。準備万端。リング上でのパフォーマンスが、最高のメッセージになることは言うまでもない。
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