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【グラニュース】


グラ3位離れん

2011年11月4日 紙面から

名古屋−C大阪 後半31分、ゴールを決め喜ぶ名古屋・永井(畦地巧輝撮影)=豊田スタジアムで

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 3位の名古屋グランパスは藤本、ケネディ、永井のゴールでC大阪を退けて3連勝で勝ち点62。柏は新潟に圧勝、4連勝の勝ち点65で首位を守った。2位のG大阪は鹿島を下して同63。優勝は上位3チームに絞られた。山形は神戸に敗れて16位以下が確定し、福岡に続いて2008年以来のJ2への降格が決定した。降格は残り1枠で、15位の浦和は磐田に敗れ、16位の甲府も横浜Mに逆転負け、勝ち点2差は変わらなかった。

◆名古屋3−1C大阪

 ケネディの頭が誰よりも高い位置で、ゴールへ向かって蹴った小川のボールをとらえた。1−1で迎えた前半42分のFKのチャンス。「後ろにも目があるよ」と胸を張ったケネディが、コントロールの効いたバックヘッドシュートをたたき込み、チームメートの祝福の輪に飲み込まれた。

 6日には日本を離れ、W杯アジア3次予選を戦う豪州代表に合流する。今季17得点目は、甲府の日本代表FWハーフナーと並んでJ1得点ランキングトップ。出発前最後の試合で、置きみやげとなる貴重な勝ち越し弾に、「ストライカーの仕事ができた。いい感触を持って代表戦へ出発できる」と破顔した。

 1点のリードに満足せず、ストイコビッチ監督は積極的に動いた。後半16分、「仕掛けてゴールを狙え」と、U−22日本代表の永井と金崎の前線2選手を同時投入。「失点のリスクはあるが、楽しく攻撃的なサッカーを見せたかった」と守りに入らず、さらに攻めた。

 永井も期待に応えた。試合を外から見ていた前半、相手GKがファンブルする場面が何度かあった。「こぼすかもしれない」という狙いは的中した。後半31分、金崎のシュートをGKがはじいたところに詰めていた。「相手のDFも目に入ったが、ふかさないように低く蹴った。チームが楽になる追加点を取れてよかった」。8月13日の広島戦以来約3カ月ぶりの得点に、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 累積警告で出場停止のダニルソン、故障で万全の状態ではない中村と、守備での貢献度も高い中盤の2人を欠いた。ピクシー監督は不利な戦いを覚悟していたが、「チームスピリットで戦った」と全員ではね返した。「守備をするのはGKの楢崎だけでない」(ケネディ)、「中盤にプレスをかけて取りに行けばチャンスになる。意識して狙った」(玉田)と、前線の選手も守備の意識を高く保っていた。

 首位の柏、2位のG大阪も勝ち、勝ち点3差の3位は変わらない。しかし、取って取られての展開になった前節の大宮戦より安定感を増した戦いで、連勝を3に伸ばした。チーム一丸となった昨年の王者がピタリと追走し、上位2チームにプレッシャーをかけ続ける。 (伊東朋子)

 

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