経済

　在京民放キー局５社の２０１１年９月中間連結決算が４日、出そろった。各社とも東日本大震災の影響でテレビの広告収入が落ち込んだ。昨年１０月に共同持ち株会社になったために比較ができないテレビ東京ホールディングスを除く４社が、前年同期比で減収となった。ただ、企業の広告は今夏以降は回復傾向にあるという。

　最終損益はコスト削減を進めた結果、改善した社が目立った。フジ・メディア・ホールディングスの最終利益は前年同期比で約１．５倍の８９億円だった。前年同期に２６億円の赤字だったＴＢＳホールディングスは、４億円の黒字に転換した。

　１２年３月期は、前期比１．７％減を見込むフジを除く４社が増収を予想している。