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2011年11月4日3時0分

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原発地元に匿名寄付500億円 福井、大半は電力業界か

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図:福井県内の原発立地と確認された匿名寄付拡大福井県内の原発立地と確認された匿名寄付

 全国最多の原発15基(1基は解体中)を抱える福井県と県内立地4市町に、匿名を希望する大口寄付が2010年度までに少なくとも計502億円寄せられていたことが、自治体への情報公開請求などでわかった。朝日新聞の今回の取材で、約3割の150億円は、同県内に原発をもつ関西電力など電力事業者からと特定できた。

 自治体関係者は「電力事業者以外に大口寄付はほぼない」と語っており、残りも電力業界からの可能性がある。福井県と原発近くの県内市町には1974〜2009年度に、電気利用者が払う電気料金を原資とした「電源三法交付金」が国を通して計3245億円交付されているが、ほかにも巨額の金が利用者に見えない形で地元に入っていた。

 判明した匿名寄付は、福井県・計197億5千万円(92〜10年度)▽敦賀市・計133億1千万円(69〜10年度)▽おおい町・計102億4千万円(81〜10年度)▽高浜町・計13億4千万円(80〜10年度)▽美浜町・計55億3千万円(91〜10年度)。千万円以上を計上し、電力事業者からと判明した匿名寄付は小口分も含めた。

続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます

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