東京・世田谷区高放射線量検出問題 駐車場のアスファルトの下からラジウム入り瓶回収
東京・世田谷区のスーパーの駐車場から高い放射線量が検出された問題で、文部科学省は、スーパーの店内など新たに15カ所で、高い放射線量が検出されたと発表した。
文科省が作成したスーパー周辺の放射線マップによると、店内の商品棚の下で、毎時8マイクロシーベルト(μSv)が検出されたほか、駐車場では、毎時12マイクロシーベルトが検出されるなど、新たに15カ所で高い放射線量が検出された。
一方、文科省は2日、毎時110マイクロシーベルトが検出された駐車場のアスファルトの下から、ラジウムが入った瓶を全て回収した。
割れていた瓶の中には、茶褐色のラジウムの塊があり、透明なガラスは、ラジウムによって紫色に変色していた。
撤去後の放射線量が、毎時25マイクロシーベルトまで下がったため、文科省は、この瓶に入っているラジウムが原因と断定した。
(11/03 06:15)