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青のサポーター悔し涙 山形J2降格 敵地に300人

前半44分に2点差とされ、ぼうぜんとする山形サポーター=3日、神戸市のホームズスタジアム神戸

 サッカーのJ1山形は3日、神戸市のホームズスタジアム神戸で神戸と対戦、0―2で敗れてJ2降格が決まった。敵地に集まったサポーター約300人は試合後、悔し涙を流しながらも、来季の巻き返しを期待していた。

 青いユニホームを着て、ゴール裏に集結した山形サポーター。「勝って道を切りひらこう」などと書かれた横断幕を掲げ、試合前から大声援を送ったが、思いは届かなかった。前半30分に先制されると、44分にも2失点目。後半は猛攻を仕掛けたが、ゴールは遠かった。
 試合が終わると、サポーター席は静まり返り、涙を流す姿があちこちで見られた。新庄市出身で東京都大田区の会社員早坂友美子さん(26)は「悔しいとしか言いようがない…」と目を真っ赤にした。酒田市の団体職員佐藤宏さん(59)は「点が取れない。今季を象徴するような試合だった」と肩を落とした。
 来季はJ2の激戦が待ち受ける。試合後、サポーターは選手入場のテーマ曲「オーバー・ザ・レインボー」を歌い、巻き返しを誓った。
 山形市出身で東京都西東京市の会社員末野由希子さん(27)は「J1に上がる楽しみができたと前向きにとらえ、応援し続けたい」と誓う。山形市の大学生工藤和果さん(19)は「絶対に1年でJ1に戻ってくれるはず」と期待していた。
 山形県の吉村美栄子知事も「降格は大変残念。J1に復活してくれることを心から期待する」とするコメントを発表した。


2011年11月04日金曜日


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