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男子中学生の転落死、「いじめあった」

　先月、滋賀県大津市で男子中学生がマンションから飛び降り、死亡しました。学校側は当初、「生徒に変わった様子はなかった」と話していましたが、２日になって一転、「蜂の死骸を無理やり口に入れられるなど、いじめがあった」と発表しました。

　先月、滋賀県大津市で中学２年生の男子生徒が自宅マンションから飛び降りて死亡しました。遺書はありませんでしたが、警察は自殺とみています。男子生徒の学校側は当初、取材に対しこのように話していました。

　「（Ｑ．いじめの話はでていない？）そうですね。これという原因は見当たらない」（中学校の校長）

　ところがその後、全校生徒に対しアンケートを行った結果、学校側は２日になって「いじめが確認された」と発表したのです。亡くなった男子生徒は数人の同級生からトイレや教室で殴られたり、蜂の死骸を無理やり口に入れられたりと、執拗ないじめを受けていたということです。

　「（学校がいじめを）気づけなかったことは申し訳なく思っている」（大津市教育委員会の担当者）

　ある同級生は、男子生徒が死亡する１か月前に「いじめがあるのではないか」と、担任教諭に２度相談していたことを明らかにしました。担任は本人に確かめましたが、「大丈夫だ」と答えたため、それ以上は調査しなかったということです。

　男子生徒の両親は学校に対し、「納得できないので引き続き調査をしてほしい」と要望しているということです。（03日17:14）