ニコニコムービーメーカー（動画）のレビューと評価

1. クリップを目的の位置に配置出来ない
例えば、タイムライン上で1秒の位置からクリップ表示したい場合、EDIUS（とりあえず今思い出せるのがコレなんでｗ）ならタイムライン上で1秒の位置に合わせ、クリップを近づければ自動的に貼りついてくれます（こう言う機能って何って言うんでしたっけ？？ 歳取るといろいろ物忘れが…ｗｗｗ）
また、クリップ同士を近づければ、これまた自動的に引っ付いて隙間を埋めてくれます
しかし、このソフトではそういった機能がないため、クリップの位置合わせは、アバウトなまま進めるか、クリップの設定で開始と終了時間を手打ちする（エフェクトなどの効果も適用する事を考えるとコチラの方が現実的）しかありません
グリッドで指定する事は出来るんですが、そうすると今度は細かい作業に支障が…
2. 動画トラックが2つある意味がナイ
他社の製品で有れば、トラックはそれぞれの位置関係があり、表示されるときに前面・背面がしっかりしています
が、このソフトでは、
動画トラックが2つあるモノの、実際に表示出来るのはひとつだけ ＆ 同一トラック間での切り替え効果（トランジション）は使用不可
と言う、謎仕様のため、実質的（他社のソフトの感覚で言えば）には動画トラックはひとつです
3. エフェクト少ない
トランジションはソコソコ豊富なんですが、それに対してエフェクト（大きく分けると回転/色調/ズームの3種類）が少なすぎます
まぁ、先ほど述べたように実質的にトラックが1個だけなので子画面表示は出来ませんし、コレだけでも十分っちゃ十分なんですが…
少なくともメーカーの製品ページにあるように

クリエーターのこだわりに応えるべく、パワフルで見ごたえも聴きごたえもたっぷりな表現力溢れる動画作品創りが行えます

なんてコトバに期待するのはやめておいた方が良いと思います
4. メンドクサイ
前述のグリッドに配置するモードや、動画を分割するカーソルへの変更など、一々切り替える動作が必要になります
なにも、こんな特殊な操作方法にしなくても、他にいくつでも実現する方法はあったはずなんですが…
クリップの微妙な配置に数字を手打ちする必要性も含めて、メンドクサイって印象しか受けませんね