北欧から冬物衣類 被災者へ
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北欧から冬物衣類 被災者へ

11月3日 13時41分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

厳しい寒さが訪れるのを前に、地震や津波で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市で、北欧のアイスランドから贈られた手編みのセーターなどおよそ2000点が被災者などに配られました。

配られたのは、手編みのセーターや手袋、それにマフラーなど、アイスランドの人たちから贈られた冬物の衣類およそ2000点です。岩手県宮古市の出身でアイスランドに暮らす女性が、震災のあと現地で被害の状況を伝え、衣料の提供を呼びかけたのに応えて寄せられたもので、ことし5月、知り合いのいる気仙沼市の商工会議所に届けらました。厳しい寒さが訪れるのを前に無料で配られることになり、会場では、配布が始まる午前9時半にはおよそ500人が長い列を作りました。1つの家族で3点まで持ち帰ることができ、訪れた人たちは、特徴的な幾何学模様が編み込まれた色とりどりの衣類の中から、お気に入りの物を手に取っていました。会場には、感謝の気持ちを寄せ書きするコーナーが設けられ、受け取った人たちが「ありがとうございます」とか「頑張ります」などと書き込んでいました。マフラーと帽子を受け取った女性は「遠い国から頂いてうれしいです。手編みなので、より一層ぬくもりを感じます」と話していました。