千葉・木更津市の37歳小学校教師、教え子の女子児童にわいせつ行為をしたとして逮捕
教え子の女子児童にわいせつな行為をしたとして、千葉・木更津市の小学校教師が強姦(ごうかん)未遂の疑いで逮捕された。
身を乗り出して女子児童の輪に加わり、一緒に写真に写るリュックサックを背負った男。
千葉・木更津市の小学校教師・磯崎昌彦容疑者(37)は、教え子の女子児童にわいせつな行為をしたとして、強姦未遂の疑いで逮捕された。
磯崎容疑者は「小さい子に興味があった。興味本位だった」と供述している。
以前勤務していた小学校でも、「女の子にギュッとハグしたり。下着を外して、Tシャツとか体操服1枚で、それで写真を撮ったりとか。『ブリッジ』をさせて写真を撮ったりとか...」という声が聞かれた。
またしても起きた、教師によるわいせつ事件。
木更津市の教育委員会は10月31日、会見で「このたびは、大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。
磯崎容疑者は10月初めごろ、自らが勤務する小学校の教室で、当時9歳の教え子の女子児童の体を触るなどの暴行をし、デジタルカメラで撮影するなどした疑いが持たれている。
警察によると、押収された磯崎容疑者のパソコンには、被害女児への暴行の様子などを撮影した画像データが保存されていたという。
事件が発覚したのは、10月21日にかかってきた市教育委員会への匿名電話がきっかけだった。
木更津市の教育委員会は「(磯崎容疑者が)児童の写真を撮っていて、気持ち悪いということで。子どもたちが非常に気持ち悪がって、不快に感じているので、教育委員会で指導できないかと」と述べた。
この電話を受け、小学校の校長が、磯崎容疑者に事情を聴いたという。
木更津市の教育委員会は「小学校4年生の図工の粘土細工で、粘土を作る際のモデルとして、写真を撮影したということですので。ポーズ等の詳細は覚えていないということで、今回のような事例については、本人は否定したと」と述べた。
粘土細工のモデルとして撮影したと説明する一方、磯崎容疑者は、その日以降、病気を理由に学校を休んだ。
そして29日、保護者4人が直接、小学校を訪れ、磯崎容疑者について訴えたという。
木更津市の教育委員会は「磯崎教諭(容疑者)が、教室および理科室、理科準備室などで、子どもたちにわいせつなポーズを取らせて、写真を撮影しているらしいと...」と述べた。
市教育委員会は、磯崎容疑者自身に事実を確認しようとしたが、本人とは連絡を取ることができないまま、31日の逮捕に至ったという。
「小さい子に興味があった。興味本位だった」と供述している磯崎容疑者。
現在の学校の前に勤めていた県内の小学校では、当時の児童の保護者から、「女の子ばかりの写真を撮ったり。下着を外して、Tシャツとか体操服1枚で写真を撮ったり、(女子児童に)ブリッジをさせて写真を撮ったりとか...。(磯崎容疑者が)『あした、みんな学校に来る時には、水着で来いよ』とか、『卒業式は、みんなスカートで来い』とか」といった話も聞かれた。
前の学校でも、教え子の女子児童に対し、写真を撮ることを強要していたという。
さらに、前の学校の児童の保護者が、「(磯崎容疑者は)子どもの態度が悪いと、首根っこをつかんで、床にたたきつけたり。宿題を忘れたら、殴ったり、ビンタしたり」、「(軽くではなく?)本気で。本気モードで」と話すなど、児童への暴力行為があったという話も聞かれた。
しかし、保護者の訴えに対する学校側の対応について、前の学校の児童の保護者は「(学校側の対処は聞いた?)何もないです。学校の方で、なぁなぁと済ませるんだなと」と話した。
新たな赴任先で起こした今回の事件。
警察には、ほかの女子児童の親からも、同様の相談が寄せられており、磯崎容疑者の余罪を追及している。
相次ぐ教師によるわいせつ事件に、中川文部科学相は「どこかに構造的な問題もあるということも考えられるので。文科省としても、また新たな対策を立てる必要があると思います」と話した。
(11/01 18:12)