NHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

2・3号機取水口 濃度が低下

10月31日 20時55分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所周辺で30日に採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、2号機と3号機の取水口付近で、共に前の日を下回りました。

福島第一原発周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。このうち、30日に2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たり、セシウム134が国の基準の2.5倍の0.15ベクレル、セシウム137が2.2倍の0.2ベクレル検出されました。また、3号機の取水口付近では、セシウム134が基準の2.2倍の0.13ベクレル、セシウム137が2倍の0.18ベクレル検出され、2号機と3号機の取水口付近ともに前の日を下回りました。一方、沿岸と沖合の合わせて9か所で行われた調査では、5号機と6号機の放水口から北に30メートル付近など、3か所で放射性セシウムが検出されましたが、いずれも基準を大幅に下回っています。