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最終更新:2011年11月3日(木) 7時49分

福岡3児死亡事故、懲役20年確定へ

福岡3児死亡事故、懲役20年確定へ

 飲酒運転によって前の車に追突し、幼い子ども3人を死亡させたとして危険運転致死傷などの罪に問われた元公務員の男に対し、最高裁判所は男の上告を退ける決定をしました。懲役20年とした2審の判決が確定します。

 福岡市の元職員、今林大被告(27)は2006年8月、福岡市内で追突事故を起こして前の車を海に転落させ、後部座席に乗っていた幼い子ども3人を死亡させたとして、危険運転致死傷などの罪に問われています。

 今林被告は、事故の前に酒を飲んでいましたが、1審では事故はわき見運転が原因だったとして、より刑の軽い業務上過失致死傷と認定して、懲役7年6か月の判決を言い渡しました。

 しかし、2審では「アルコールの影響で前方注視に必要な視力を欠いていた」として、より刑の重い危険運転致死傷が成立するとして、懲役20年を言い渡し、今林被告側が上告していました。

 これに対し、最高裁は2日までに、「事故はアルコールの影響によって起きた」として、上告を退ける決定をしました。懲役20年の判決が確定することになります。(02日17:41)

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