戦争に敗れたあとの我が国の国造りは占領政策によって行われたのですが、当時軍国少年であった私は、青年団活動のあと新しい国家の行く末にとって警察権力のあり方は極めて重要であると考え、そこに職場を求めたのであります。爾来私は退官後の民間会社の経営(天下りではない)のときも含めて「目線をピープルと同じくし」「日本の国や社会に少しでも役立ちたい」を目標として人生をおくってきました。したがって、警察にあっては「国民の皆様の信頼と支持を得る」ことを大切にし、民間会社にあっては単なるお客様本位ではなく「お客様の側に立ったお客様本位」を経営上の基本理念としてきたのであります。 今、日本の経済は種々の問題を抱えていますが、政府は金融機関等の有する不良債権の回収の迅速化を図るために、平成10年にいわゆる「サービサー法」を成立させ、弁護士でない民間会社であっても一定の条件を整えれば、その業務が行い得るようになったのであります。すでに既存のサービサー会社が相当な実績をあげていますが、私は「日本の資産の有効な活用を推進する」と共に「企業の再生に力を貸す」ことにとても大きな社会的意義を感じ、それらを実現するために、同業他社とは一味違うサービサー会社を設立する決意をした次第であります。そしてそれによりたとえ少しでも社会のお役に立つことができればと念願しています。 この経営哲学にご賛同していただける方々の強いご支援とご厚誼をおねがい申し上げます。 |
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