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'11/10/25

衆議院議員3人のPCウイルス感染 サイバー攻撃、確認急ぐ

 衆院のコンピューターのサーバーに8月、不審な点があり、調査したところ、議員3人の公務用パソコンがコンピューターウイルスに感染していたことが25日、分かった。衆院議院運営委員会庶務小委員会は同日、対策本部を衆院事務局に設置するとともに、全議員に対し、公務用パソコンに使っているパスワードを変更するよう注意喚起していくことを決めた。

 衆院事務局によると、サーバーも感染している疑いがあるためネットワークから切り離したという。事務局は「IDやパスワードが盗まれたり、サーバーに不具合が生じたりしたことは現段階で確認できていない」としている。

 藤村修官房長官は25日午前の記者会見で、衆院がサイバー攻撃を受けたとする一部報道について「今、精査中だ。違法行為が確認されれば、警察が厳正に対処する」と述べ、確認を急ぐ考えを示した。同時に「サイバー攻撃への対応は国家の安全保障や危機管理上、重要な課題だ」と指摘し、対策を強化する意向を明らかにした。

 山岡賢次国家公安委員長は閣議後の記者会見で、衆院側から警察に相談は来ていないとした上で「サイバー攻撃については内閣としても重大な関心を持って取り組んでおり、届けがあれば本格的な捜査をしなければならない」と語った。川端達夫総務相は「早急に事実関係をしっかり把握したい」と述べた。




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