【ワシントン共同】米国務省のヌランド報道官は10月31日の記者会見で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が同日の総会でパレスチナの正式加盟を可決したことを受け、米政府が国内法に従ってユネスコへの拠出金を凍結したことを明らかにした。
米国の拠出金はユネスコ予算の22%を占めており、凍結で世界遺産の登録審査などを行うユネスコの活動に影響が出ることは避けられない事態となりそうだ。
ヌランド氏は、パレスチナ加盟を「遺憾で時期尚早だ」と批判。米国が11月までに支払う予定だった6千万ドル(約47億円)を拠出しないと表明した。