十勝毎日新聞社ニュース
道東道、札幌近郊までスタンドなし 看板で注意喚起
2011年10月26日 14時18分
道東自動車道(道東道)の夕張−占冠間(34.5キロ)が29日午後3時に開通するが、同区間を含む道東道の千歳恵庭ジャンクション(JCT)以東に給油施設がないことから、ネクスコ東日本道支社(札幌)は改めて、走行中の燃料切れに関し注意を促している。9月にオープンした占冠パーキングエリア(PA)など、道東道の各PA・サービスエリア(SA)にガソリンスタンドまでの距離を示す案内看板を設置するなど、啓発に力を入れている。
走行中の「ガス欠」について注意を促す看板(占冠PA)
道内でガソリンスタンドを併設しているのは道央道の輪厚PA、砂川SA、有珠山SAの3カ所のみ。十勝−札幌間は200キロ以上あるが採算性の問題で、道東道のPA・SAにガソリンスタンドは設置されていない。道東道にいったん入ると、途中で降りて給油するか、道央道のPAまで無給油で走行しなくてはならない。
同支社は夕張−占冠間の開通を前に啓発活動を強化。占冠PAの案内看板には、輪厚PA、砂川SA、有珠山SAまでの距離を表示している。地図で現在地を示すとともに、ガス欠の注意を呼び掛けている。29日にオープンする由仁PAにも同様の案内看板を設置する。
このほか道東道に架かる橋げたに横断幕を設置、ホームページやドライブマップでも注意を促す。同支社は「道東道を運転する際には事前にガソリン残量の確認と早めの給油を」と呼び掛けている。(犬飼裕一)
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