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2011年11月1日17時0分

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福島でワカサギ釣り解禁 放射性セシウム、基準下回る

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写真:解禁初日、桧原湖にはワカサギ釣りをするためのドーム船が浮かんだ=1日午前7時16分、福島県北塩原村、加藤丈朗撮影拡大解禁初日、桧原湖にはワカサギ釣りをするためのドーム船が浮かんだ=1日午前7時16分、福島県北塩原村、加藤丈朗撮影

写真:解禁初日、ワカサギ釣りを楽しむ人たち=1日午前9時1分、福島県北塩原村の桧原湖、加藤丈朗撮影拡大解禁初日、ワカサギ釣りを楽しむ人たち=1日午前9時1分、福島県北塩原村の桧原湖、加藤丈朗撮影

 福島県北塩原村の桧原(ひばら)湖と小野川湖で1日、ワカサギ釣りが解禁された。東京電力福島第一原発の事故後、ワカサギの検査で一時、国の基準値を超える放射性セシウムが検出されたが、その後は下回り、解禁にこぎ着けた。

 裏磐梯の両湖のワカサギ釣りは毎シーズン、約7万人の釣り客でにぎわう。1月ごろ湖面が凍るまでは、ビニールハウスのようなドーム船や屋形船を使う。

 この日は桧原湖に県内外から100人以上が集まった。船内の穴から釣り糸を垂らすと体長10センチほどのワカサギが次々かかった。横浜市から訪れた西田昌弘さん(70)は「福島を応援するためにも今年はぜひ来たいと思った。放射能は気にせず、食べます」と話した。

 5月の県のモニタリング検査ではワカサギから国の基準(1キロあたり500ベクレル)を超える同870ベクレルのセシウムを検出。その後は同300〜400ベクレルとなり、地元漁協は例年通りの解禁を決めた。漁協は、県の検査とは別に毎週自主検査していく。(川田惇史)

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