九州電力玄海原発4号機(佐賀県玄海町)の再稼働問題で、九電の山元春義副社長は1日午前、同町役場に岸本英雄町長を訪ね、早期再稼働への理解を求めた。岸本町長は「人為的ミスをなくすよう徹底してほしい」と求め、事実上容認する姿勢を示した。会談後、山元副社長は「早ければ一両日中にも再起動して、今週内にも通常運転(稼働)に復帰させたい」と語った。
山元副社長は午前11時ごろ役場を訪問。「今回のトラブルはストレステスト(国の安全評価)の対象には該当しない。手順にのっとり、準備ができ次第、再起動したい」と岸本町長に伝えた。岸本町長は「立地自治体の同意が必要ないことを国にも確認した。九電(の判断)が(再稼働に)大きなウエートを占めている」との見解を示した。
玄海原発4号機は10月4日、復水器の異常で自動停止した。九電は21日、不適切な手順書を基に作業したことが原因として、手順書の見直しを含めた再発防止策を経済産業省原子力安全・保安院に提出。31日、保安院が再発防止策を妥当と判断したのを受け、同町と佐賀県に再稼働の意向を伝えた。
=2011/11/01付 西日本新聞夕刊=