October 25, 2011, 10:23 pm
霧矢大夢さん退団会見
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昨日、退団を発表した月組トップスター
霧矢大夢さん。
今日10月25日(火)、大阪市内のホテルで
退団会見が行われました。
大阪府岸和田市出身の霧矢大夢さん。
温かいお人柄とポロッと出る大阪弁、
会場はとてもほのぼのした雰囲気に
包まれました。

上から5枚目の写真は
我らが『レビュー・ステイション』の
ために霧矢大夢さんに目線をいただいた
写真です!
ご堪能下さいね(笑)

それではお待たせしました。
会見の模様をお伝えします!

冒頭、小林公一 宝塚歌劇団理事長から
霧矢大夢さんの紹介がありました。

「下級生の頃から実力派スターとして将来を
有望視されていましたが、病気などもあり
順風満帆な宝塚人生ではなかったと思います。
その分、人間的にひとまわりもふたまわりも
大きくなり、トップスターとして月組を
引っ張ってくれていますし、
今の宝塚に非常に貢献してくれています。
卒業するその日まで、霧矢大夢として
ますます輝きますよう皆様方のご支援を
賜りますようよろしくお願い致します。」

続いて、霧矢大夢さんからの挨拶です。

「来年春、丸18年の宝塚生活にピリオドを
打たせていただきます。
千秋楽の日まで、宝塚の男役として誇りを持って
公演を続けてまいりますのでよろしくお願い
致します。」

主な質疑応答は次の通りです。

Q.退団を決意した経緯は?

A.約2年前にトップに就任した時、いずれは
  卒業の時期を決めなければいけないと
  思っていました。
  1公演が1カ月となってからは、本当に
  慌ただしくなりましたが、その分密度の
  濃い充実した日々を送らせて
  いただいていました。
  今の月組もみんなが非常に力をつけてきており、
  安定している時だからからこそ、次のステップに
  進むべきではないかと思い退団を決めました。


Q.退団後は?

A.全く白紙です。
  何よりもあと半年、年末の全国ツアーと
  退団公演、ディナーショー、まず目の前の
  ことを自分らしくこなすことが先決だと
  思っています。
  結婚も白紙でございます(笑)


Q.18年間の宝塚生活で思い出深いことは?

A.初舞台と4年弱を花組で過ごしました。
  当時の花組は安寿ミラさん、真矢みきさんが
  いらっしゃって、とても華やかな時代を
  経験させていただきました。
  宝塚が5組になる大変動の時に月組に異動
  しました。
  ミュージカルと男役をやりたくて宝塚に
  入団したので、初めて参加した 
  「ハウ・トゥー・サクシード」で新人公演の
  主役をさせていただいたことが印象に残って
  います。
  月組に異動してからもコンスタントに
  海外ミュージカルに出演させていただき
  「ガイズ&ドールズ」では女役も
  経験させていただきました。
  自分の演技の幅を広げていくことができたかなと思います。
  入団9年目で病気で休演してからは、宝塚の
  伝統的な男役を追及していきたいと思い、
  男役に重点をおいてきました。
  「ベルサイユのばら」特別出演、トップお披露目公演の
  「スカーレット・ピンパーネル」、再演で植田先生・柴田先生の作品に
  出演させていただいて、伝統的な宝塚の男役の
  魅せ方を学ばせていただきました。

 
Q.男役は極めましたか?

A.芸の道に終わりはなく、追及すれば追及するほど
  難しく、宝塚でしかできない貴重な経験で
  おもしろみも感じており、ゴールというものが
  なく自分でも決めかねるところはありますが、
  1つの区切りには達したかなと自分なりには
  思います。
  残りの作品でまだまだ魅せれることはあると思うので、
  ご覧になって下さる方が、極めたと思って下さるのが
  一番かなと思っています。


Q.組子へのメッセージは?

A.退団公演だからということではなく、
  一公演一公演を大事にというスタンスは
  全く変えず、あと半年一緒に舞台作りに集中
  して、いい舞台を作っていこうねということを
  伝えました。


Q.月組は霧矢大夢さんにとってどういう
  場所ですか?

A.舞台を作っていく仲間であり家族であり、
  かけがえのない存在です。
  ある種のプロとしての厳しさを自分自身大事
  にしてきました。
  トップに就任してからは、一番自分が頑張ら
  なければ周りもついてきてくれないと思い、
  態度で示そうとつとめました。
  役を与えられた時に体当たりで作り上げていく
  姿勢を見せることが大切だと思ってきました。
  みんなが率先して、自分がやるべきことを
  見つけて、情熱を持って稽古熱心になり、
  チームワークができてきたと感じていますし、
  今とてもいい状態だと思います。
  個々の力がつき、次の世代につながっていくと
  思います。


Q.18年の宝塚生活・トップ2年間を振り返って

A.あっという間でした。
  2つの組を経験し、色々な役・作品に巡り合え
  ましたし、海外公演にも2回行かせていただき
  ました。
  5組化、東京宝塚劇場のこけら落としなど、
  宝塚の節目を経験させていただきました。
  全てがかけがえのないものです。
  トップになってからも、全ての時間が愛おしく
  組子もみんな可愛いです。
  いつかは卒業する場所だと分かっているし
  同じ世代の人も退団していきます。
  私は80期生最後の一人です。
  私が退団すると80期生は消滅します(笑)
  運動会も2回出場しました(笑)
  100周年を客席から見ることが楽しみです。
  愛おしい日々です。


Q.宝塚退団後は?

A.女役をさせていただいて思いましたが、
  男役をさせていただくのは達成感実感が
  あります。
  これからまだ人生長いと思うので、
  色々挑戦していきたいとは思いますが
  宝塚に全情熱を注いできたので、
  宝塚より情熱を注げるものが見つかるの
  だろうかと・・・


さて、いよいよ私から霧矢大夢さんへの質問です!!


Q.退団公演は「Misty Station」というタイトルが
  ついていますが、これまでの宝塚生活を列車に
  例えるとするなら、霧矢さんが乗ってきた列車はどんな列車ですか?

A.(大笑)
  特急列車とは言わないですねぇ。
  すごく変速的は列車かもしれないです。
  最初はわりと急行くらいできて、途中で
  各駅停車くらいになって、ちょっと乗り換えも
  あり、後半はわりと特急列車のように
  かけめぐっていったかなという気がします。


Q.4月22日はどんな終着駅を目指しますか?

A.ある意味の終わりであって、まだ人生は続いて
  いくので梅田駅みたいなもんですかね(笑)
  違う路線に乗り換えるのかなみたいな駅に
  したいです。
  何でもそうだと思いますが終わりがないと
  思いますので。
  見て下さっている方にとっては、宝塚の男役の
  霧矢大夢は最後になります。
  私にとっても宝塚大劇場・東京宝塚劇場は
  大好きな劇場なので、もうこの舞台には
  立たないんだなというある意味の終わりは
  感じるとは思いますが、大きく人生をみた中では途中段階にすぎないと
  思うので、終わりだなとあまり思っていただかないような、
  広く可能性がある梅田駅のような終着駅になればいいなと思います(笑)


Q.ファンのみなさんへのメッセージを
  お願いします。

A.初舞台の頃から見守って下さった方、月組で
  トップになってから応援して下さっている方、
  下級生の頃から見守り続けて下さっている方、
  色々な方がいらっしゃいますが、かけがえのない存在です。
  宝塚卒業で皆様には寂しい思いをさせては
  しまいますが、
  皆様が霧矢を応援してきてよかったな、
  最終誇りに思っていただけるような
  男役として卒業いきたいなと思っていますので、
  どうぞ温かく見守っていただけたらなと
  思います。


霧矢大夢さんの発言の一つ一つからプロ意識の高さを
感じました。
宝塚男役の集大成をラストステージでは見せて
下さいます。
霧矢大夢さんと一緒に、夢の旅を最後まで
楽しみましょう!

ちなみに愛犬フィンチへも退団の報告はされた
そうですが・・・
聞いてたんかどうか、何の変わりもなかったそうです!
会見の模様は、11月4日(金)の番組で詳しく お届けします。
霧矢大夢さんの声もお届けする予定です!  
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Posted by レビュー at October 25, 2011, 10:23 pm