量販店ドン・キホーテのさいたま市内の店舗で2004年に起きた放火事件を巡り、遺族対応費用などと偽って会社から約3100万円を詐取したとして詐欺罪に問われた同社元常務、稲村角雄被告（50）の判決公判で、東京地裁は31日、懲役３年６月（求刑懲役５年）を言い渡した。
島田一裁判官は判決理由で「飲食代や遊興費に多額の出費をする派手な生活で、クレジットカードの代金決済のために犯行に及んだ。犯行は巧妙、悪質で刑事責任は重い」と述べた。
判決によると、稲村被告は09年１月から10年10月にかけて、部下に指示して架空のコンサルタント料名目の仮払申請書を作成させるなどして、計約3100万円をだまし取った。
ドンキ、詐欺
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