J1川崎が来季の補強の目玉として、ブラジル代表FWロナウジーニョ(31)=フラメンゴ=を獲得する可能性が31日、浮上した。
チームの強化担当者が「ロナウジーニョは今、フラメンゴ? 彼みたいなベテランを獲得するという考え方もある」と明言した。クラブは10月中旬からブラジルへスカウト陣を派遣。11月9日の帰国まで来季に向けた補強活動を進めており、ロナウジーニョ側と交渉する可能性が出てきた。
ただ、巨額マネーが必要になる。今年1月にACミランからフラミンゴに移った際には、推定300万ユーロ(約3億2700万円)の移籍金が支払われた。獲得は困難を伴うが、同担当者は「最初の数試合で元が取れるのではないか。鹿島に大物外国人が入団したときも、そうだったと聞いている」と説明した。
国際サッカー連盟(FIFA)最優秀選手賞に2度輝いたロナウジーニョは10年南アW杯で代表から漏れ、全盛期に比べれば衰えは隠せないものの、ことし9月に代表復帰を果たした。具体的な交渉は未定だが、川崎のロナウジーニョが誕生すれば大きな話題となりそうだ。
(紙面から)