民主党の山田正彦前農林水産相は31日午前、衆院議員会館で記者会見し、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加問題で不適切な発言をしたとして、仙谷由人政調会長代行の辞任を求めた。山田氏は会見に先立ち、樽床伸二幹事長代行に国会内で会い、こうした考えを伝えた。
仙谷氏は29日の講演で、TPP交渉参加に反対する全国農業協同組合中央会(JA全中)を「反対をわめいて走っている」と批判。山田氏ら慎重派議員についても「信念か宗教的関心か知らないが、合意形成させないことを自己目的化している」と指摘した。
[時事通信社]