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県政ニュース

平成23年産狭山茶を使用したペットボトル製品等の放射性物質調査結果及び、製茶から抽出した飲用茶の放射性物質濃度変化の検証結果について

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年10月31日更新
部局名: 農林部
課所名: 農産物安全課
担当名: 有機・安全生産担当
担当者名: 根岸・川岸
内線電話番号:4057
直通電話番号: 048-830-4057
Email: a4070-07@pref.saitama.lg.jp

・ペットボトル等4製品、佃煮1製品を調査した結果、放射性物質はすべて検出せず

・暫定規制値を超えた製茶から抽出した飲用茶においても、放射性物質は検出せず

1 ペットボトル製品等の調査結果について

  平成23年産狭山茶を使用して製造され、県内3業者が取り扱っているペットボトル等

 の飲用茶4製品及び1業者が取り扱っている佃煮1製品について検体を採取し、分析を

 行いました。

  その結果、すべての検体から放射性物質は検出されませんでした。

 

2 製茶から抽出した飲用茶の検証結果について

  県茶業研究所において、平成23年産狭山茶緊急調査で採取した製茶を使用し、抽出

 した飲用茶5検体について放射性物質濃度変化の検証を行いました。

  その結果、放射性セシウム濃度が5検体中最も高い製茶(1,989Bq/kg)からの抽出液に

 おいても放射性物質は検出されませんでした。

  なお、1リットル(1kg)の飲用茶に使用する茶葉の量(25g程度)は1/40以下であり、茶葉

 からの放射性セシウム溶出率が最大でも80%程度と考えられることから、飲用する段階で

 は1/50以下に薄まる計算になります。

  今回の結果は、それを裏付けるものとなりました。

  

  なお、これらの結果は、県ホームページに掲載いたします。

 

 

<調査結果> 

1 平成23年産狭山茶を使用したペットボトル等の製品

(1)ペットボトル等

  結果判明日:平成23年10月28日

  分析機関:(株)静環検査センター 本社環境研究所

市町村名

製 品 名

放射性物質(Bq/kg)

放射性ヨウ素

放射性セシウム

134

137

所沢市

検体1

検出せず

検出せず

検出せず

所沢市

検体2

検出せず

検出せず

検出せず

行田市

検体3

検出せず

検出せず

検出せず

狭山市

検体4

検出せず

検出せず

検出せず

 (注) 「検出せず」とは、検査機器で測定できる定量下限値未満であることを示す。

    定量下限値:放射性ヨウ素 20Bq/kg、放射性セシウム 20Bq/kg

 

 

(2)佃煮

  結果判明日:平成23年10月28日

  分析機関:埼玉県衛生研究所

市町村名

製 品 名

放射性物質(Bq/kg)

放射性ヨウ素

放射性セシウム

134

137

越谷市

検体1

検出せず

検出せず

検出せず

  (注) 「検出せず」とは、検査機器で測定できる定量下限値未満であることを示す。

    定量下限値:放射性ヨウ素 3.2Bq/kg、放射性セシウム 4.5~5.8Bq/kg

 

 

<検証結果>

 2 製茶から抽出した飲用茶

 

  結果判明日:平成23年10月28日

  分析機関:(株)静環検査センター 本社環境研究所

検体名

製茶のセシウム値

放射性物質(Bq/kg)

放射性ヨウ素

放射性セシウム

134

137

検体1

299

検出せず

検出せず

検出せず

検体2

488

検出せず

検出せず

検出せず

検体3

994

検出せず

検出せず

検出せず

検体4

1,462

検出せず

検出せず

検出せず

検体5

1,989

検出せず

検出せず

検出せず

 (注) 「検出せず」とは、検査機器で測定できる定量下限値未満であることを示す。

   定量下限値:放射性ヨウ素 20Bq/kg、放射性セシウム 20Bq/kg

 

〇茶の抽出方法(日本茶インストラクター協会による茶の入れ方参照)

 500ml容量の急須に10gの製茶を入れ、430mlの湯を入れて90℃で1分間、抽出。

 これと同様の操作を6回繰り返し、分析に必要な量(2リットル以上)を確保。

 6回分の抽出液を混合しサンプルとして分析