2011年10月31日

開国と同義の対米従属

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★第17回 「日本の心を学ぶ会」講演を拝聴

21世紀の同盟関係 対米従属か、対米自立か

日本の自主独立は「極右軍事独裁国家」樹立でしかあり得ない!

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写真:質疑応答する両講師

 平成23年10月30日、東京・新橋において『日本の心を学ぶ会』渡辺昇代表)の第17回目となる講演会が開かれた。講師は「せと弘幸BLOG『日本よ何処へ』」瀬戸弘幸主宰と、『四宮政治文化研究所』代表の四宮正貴先生。

※注 日本の心を学ぶ会は『日心会』とは関係ありません

 この日は日米関係のあり方についての講演が行なわれ、これまでの日本と米国の関わりと今後の同盟関係について参加者を交えた自由闊達な意見交換も行なわれた。
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 この席上、私・有門大輔からは会の趣旨には反するが、今日のTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加の是非に見られる混乱は明治以降の開国(即ち亡国)」を一貫して推し進めてきた帰結であり、日本の保守・右派が説く「戦前」「戦後」という括りではなく、近代国家としての在り方そのものを見直す必要があるのではないか−ということを述べさせて頂いた。

 結論から断言すると、日本がアメリカへの従属から脱却し、主権と自主独立を保つには日本の周辺国である中国・北朝鮮など、いずれもの国がそうであるように「極右軍事独裁」のファシズム国家を目指す以外にない。

 日米の離間を画策して非武装化と社会の混乱を目論む左派勢力も良くないが、「憲法改正」あるいは「憲法破棄」などといった体制内での改革しか唱えてこなかった保守・右派勢力にこそ大きな問題があると言わざるを得ない。
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写真:日本の心を学ぶ会を主催して約2年になる渡辺昇代表 BLOG一介の素浪人

 日本人が好きな歴史上の英雄(?)として「高杉晋作」「坂本龍馬」が挙げられるが、では幕末を生きた彼らが果して旧体制である幕藩体制を賛美していたのか? それが良い悪いは別として、当時の人々が新たな国家体制において国難を脱しようと奔走したことまでは否定しない。
 しかし、明治以降の開国の帰結として「第3の開国」とまで言われる現在の状況に陥っている。

 現代日本人は明治維新の元勲を崇めるがあまり、それらがつくり上げた「現体制(近代の議会体制)」を固守することに汲々としている。これでは一向に新たな時代が到来するはずもない。

 断じて旧体制の下で蔓延った旧弊とは、新体制の下でなければ刷新されない。

 「明治維新の全否定」となる私どもの主張は今の世の中では広範な支持と理解を得られないかも知れない。

 だが、それでも誰もが賛美してやまない明治維新という現体制をもたらした大変革をどこかで、誰かが全否定も辞さずとする勇気を以って前進を試みない限り、対比としてもたらされるべき「新時代」「新体制」も決して到来しない。

 旧弊の一つには依然として未解決のままの「拉致問題」がある。

 この国家主権の侵害について保守・右派はかねがね「戦争してでも拉致被害者を奪還せよ」とするが、極右軍事独裁体制という戦争を遂行するに足る新体制への移行を是とせず、現行の体制のまま拉致事件の解決を欲する様は現体制の恩恵に浴していたいとする守旧派に過ぎないことを自ら露呈しているも同然である。
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写真:終了後の懇親会にて渡辺代表

余談ながら…

 友誼ブログ『日本よ何処へ』のコメント欄ではここのところ、またも「東京裁判史観」だの「GHQ占領体制」だの「自民党政治の世襲利権」などと書き込んでいる妨害まがいの投稿が相次いでいるようです。
 どういう目的か知りませんが、各地をくまなく渡り歩いてはネットカフェから方々のブログに迷惑投稿を繰り返しているサヨクの荒らし常習犯「SHIN」の仕業と見て間違いないでしょう。

 この者はパチンコ節電にせよ何の問題にせよ、戦後の政治・官僚制度に話を集約させることでしか自身をアピール出来ません。

 SHIN的な言説に沿えば、見直さなきゃならんのはアメリカによる戦後からの占領体制云々ではなく、日本の近代体制そのものだというのに…。

 遅れとるなぁ〜、おい(苦笑)。


★米国化の終着点 「TPP体制」の始まり!

cdd52dfa-s TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加をめぐる推進派と慎重派のせめぎ合いが最終局面を迎えています。

 テレビ朝日の番組で推進派議員と討論した前農水相の山田正彦氏は近く400人規模の超党派による反対集会を開催すると表明しました。

 TPP反対と言えばJA農協ばかりを連想しがちですが、反対の動きは各層に波及し、10月30日には歯科医療関係者が集った500人規模の決起集会が都内で開催されTPP参加反対が決議されたそうです。本日、私は歯科医で診察の予約をとろうとして予約が一杯だと言われましたが、担当医の先生方もTPP反対で忙しかったりするんでしょうか。

 先ごろ、世論調査ではTPP賛成が45%で反対を上回ったとするデータが発表されましたが、左派から保守派、各業界団体の反対が相次ぐ中で誰が賛成しているんだろうと思いました。

 TPP参加問題に際して「農協がわめいている」「信念か宗教的関心か知らないが、合意形成させないことを自己目的化している」とする発言をした民主党政調会長・仙谷由人に対して辞任要求の声も出ています。当然でしょう。

 確かに党の形はなしてないかも知れませんが、いかなる表現を以ってでも反対論を牽制し封じることで暴挙を推し進めようとする姿勢こそ国家の体をなしていません。
 民主党が党組織である以前に、日本が「日本人のための国である」という道理なくして物事は成り立たない。
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 当ブログのTPP関連エントリーでは「人権の尊重」だの「グローバル・コモンズ」だの制度的基盤の整備に言及した同政調会長・前原誠司について触れましたが、ただでさえ実質的には外国人への人権ばかりが尊重される制度だというのに、農業従事者や医療関係者など日本人の人権をさらに蹂躙する制度へと「名実ともに転換」させられかねないのです。

 近代以降、欧米かぶれの開国でアメリカ万歳、敗戦時もアメリカ万歳、戦後も一貫してアメリカ万歳であった日本の体制がいよいよアメリカそのものに。

 かつて1970年代には「新右翼勢力」によって戦後体制を意味する言葉として「YP(ヤルタ・ポツダム)体制」なるものの打倒が叫ばれたが、それが40年以上を経た今日では「TPP体制」として確立されつつある。

 昨日の講演の席上、私からの質疑に応えて下さった四宮先生は、かつて自身が新右翼運動に携わった経験から「戦後体制の打倒が『戦前への回帰』を意味するものではないし、そうであってはいけない。また、戦前がそんなに理想的な国家社会であったとしたら昭和維新運動も起きなかった」とした上で、同じく質疑に応えていただいた瀬戸弘幸主宰と同様に「近代の定義・否定はここで早急には答えの出せない、とてつもなく長いテーマになるでしょう」と結ばれた。

 仰せの通り、近代の打倒・否定は私たちが生きている現世で確立されるほど容易なテーマではなく、いつか国民的または民族の議題として後々の世で正否を決してくれれば良いわけで、その繋ぎが例えば私などの使命だと思っている。
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 急迫不正の事態として迫っているTPP交渉参加には「実務的」に反対を唱え、交渉参加が実現されたとしても反対、協定が締結されても反対、国内における制度基盤の整備段階に入っても反対、協定が履行され始めてもひたすら反対を唱えることが肝要なのです。

 前述の荒らし常習犯・SHINなる輩はアメリカの支配から脱却しなければ何に反対しても無駄だ、というようなことを執拗に繰り返し投稿しては履き違えた優越感に浸っていますが、そんなことは誰もが分かり切っていることで、お前の人生そのものが無駄で無意味であると、かつて迷惑を被った一人として返しておきましょう。

 左から右に至るまで、あらゆる党派間、業種間の利害を超えた反対運動が形として残された意義は決して小さくない。昨今、フジテレビ・花王に対する抗議デモに見られるように、かつて盛んに唱えられた「民衆の決起」は既に始まっている。

 インターネット匿名掲示板『2ちゃんねる』が潰されることになってもこんな反対運動は起きないだろうが、日本に対する中国・朝鮮・ロシアなどの「軍事侵略」がますますキナ臭さを増し、国内においては悪法の立法や制度改悪が立て続けに起きてくることが予想される中、人々の行動が「常識」として認識されていくことが1億総決起であり現体制打倒の第一歩となる革命なのです。

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みたいな実さんのブログ

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『同和特権を許すな!ネット連合』

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Posted by samuraiari at 17:26│Comments(7)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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この記事へのコメント
> この席上、私・有門大輔からは会の趣旨には反するが、今日のTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加の是非に見られる混乱は明治以降の「開国(即ち亡国)」を一貫して推し進めてきた帰結であり、日本の保守・右派が説く「戦前」「戦後」という括りではなく、近代国家としての在り方そのものを見直す必要があるのではないか−ということを述べさせて頂いた。

^・ω・^
ナイスです。事ある事に発信していってください。みたいな実も本日リハビリだったのでリハビリの先生にTPPの害悪を語ってきました。
果たして一体、医療保険が完全自由化となってしまったらどの保険に入れば良いのか?難しい議題でしたが、現状では、やはり、ゆうちょか?それとも国保組織が民営化されるであろうと思われる新しい民営会社となるであろうか?まあ、どちらにせよ、新しい金融システム作り・金融商品が提供されるとは思います。
理想は国保の十分の一の負担金くらいになってくれれば良いのですが、無論、弊害はあります。強制では無いのでお金に余裕の無い人は保険に入る事を見送るでしょう。若い人は収入が低いので保険に入らない人が増えると思いますが、セーフティーネットは?怪我した時の政府自治体の対応はどうなるか?完全自由化だけあって完全無視か?何故、こういう議論無しにTPPの話しが進むのかはかなり疑問ですね、結論ありきで参加ですか、キチガイじみてますが、自民だ民主だのと言ってる者らばっかが世間一般のレベルですので、体制政府がキチガイじみてても普通ですね。
何をやっても何にもお咎めなしですからね。

Posted by みたいな実 at 2011年10月31日 19:17
日本をリセット
200万年間の日本国民永続保障
http://erwds7eg8hyt.blog.fc2.com/
右翼軍事独裁権力の樹立を
日本における第1級の愛国救国の武装蜂起者 源頼朝  
治承4年1180年8月17日 武装蜂起し腐敗平家権力の一端、目代山木兼隆を襲撃殺害
以後武力闘争を継続 
愛国救国の軍事独裁権力鎌倉幕府を樹立 壮大な国家改造へ

^ω・^
宋銭の完全自由化をした拝金主義者を有無を言わさずに海に沈めた大英雄・源頼朝の再来希望!今こそ救国者が必要である
Posted by みたいな実 at 2011年10月31日 19:26
山伏の日々
http://ameblo.jp/yamabushitaiken/
[引用開始]あなたを苦しめてる呪いは、百五十年前のあの時から始まった。そう、それは「明治維新」。未だに人々を苦しめ続けている大悪霊「明治維新」の憑き物を落とします。[引用終了]

^ω・^
苦しいよ〜明治朝廷がみたいな実に憑いてるよ〜 ヤダヤダヤダ。。
Posted by みたいな実 at 2011年10月31日 19:28
同和特権を許すな!ネット連合(同特連)
(今だけ、ねこちゃん画像つき)
http://doutokuren.at.webry.info/
反撃への狼煙!
良識ある日本人が同和特権への追及の声を挙げるため、結集することを呼びかけたブログです。手探りでも部落解放同盟はじめ同和勢力が支配力を及ぼす近代社会の在り様に怒りの声を挙げましょう。武家時代より、所謂エタ・ヒニンへの差別や迫害というものは存在しませんでした。それが武家時代の終焉を迎え、明治の近代に突入して以降、我こそはエタ・ヒニンと称する被差別階層が権利を主張して台頭。同和対策事業など同和層の同和特権に続き、在日朝鮮人が「在日特権」を享受するに至りました。そして今、増加・定住化傾向にある中国人やブラジル人が新たな「外国人部落」を形成して権利を主張し、日本人の血税を食い漁ろうと虎視眈々と狙っています。全ての元凶であり、02年に廃止された同和立法の代替法成立まで推進する同和勢力は、「同和民族」なる異民族集団と言っても過言ではありません。武家時代を彷彿とさせる強権秩序によって国家社会を歪める同和組織の解体・一掃を目指そうではありませんか。

^・ω・^
そろそろ反撃してぬっころしとかないと、日本人は民族浄化されちゃいますよ、何でもかんでも入れすぎです。人類皆兄弟!共産無血革命大成功ぢゃあないですか、明治朝廷さん。
Posted by みたいな実 at 2011年10月31日 19:39
>余談ながら…
 友誼ブログ『日本よ何処へ』のコメント欄ではここのところ、またも「東京裁判史観」だの「GHQ占領体制」だの「自民党政治の世襲利権」などと書き込んでいる妨害まがいの投稿が相次いでいるようです。

^・ω・
そりゃあ大変ですね、みたいな実のブログのコメント欄にも連日、明治朝廷! 明治朝廷! と真言を唱えてる人が出没してますよ。

Posted by みたいな実 at 2011年10月31日 19:55
>近代国家としての在り方そのものを見直す必要があるのではないか−ということを述べさせて頂いた。

素晴らしい!「薩長の自賛史観」を終わらせて下さい。


>誰かが全否定も辞さずとする勇気を以って前進を試みない限り、対比としてもたらされるべき「新時代」も「新体制」も決して到来しない。

やりましょう!

明治朝廷のウソに気付かねばTPPとAGW構想も同根であることが分かりません。


まぁ保守の反論は分かります。

「麻生さんの「自由と繁栄の弧」構想なら違う!」

・・・・・。

(*o☆)ヾ( ̄皿 ̄メ) ォィォィ!!

同じだってば!




Posted by 太賢 at 2011年10月31日 22:51
みーさんへ

>明治朝廷がみたいな実に憑いてるよ〜

それは

ナイ(・_・ 三・_・)ナイ


>連日、明治朝廷! 明治朝廷! と真言を唱えてる人が出没

��( ̄Д ̄;)なぬぅっ!!

そんな素晴らしい方がおられるんですか!


Posted by 太賢 at 2011年10月31日 22:58

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