現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 裁判
  5. 記事
2011年10月31日22時22分

印刷印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

被告に死刑、絞首刑は「合憲」 パチンコ店放火殺人判決

図:裁判長(奥の右から2人目)から死刑判決を言い渡される高見素直被告(手前)=イラスト・岩崎絵里拡大裁判長(奥の右から2人目)から死刑判決を言い渡される高見素直被告(手前)=イラスト・岩崎絵里

 大阪市此花区のパチンコ店で5人が死亡した放火殺人事件で、殺人罪などに問われた無職高見素直(すなお)被告(43)の裁判員裁判の判決が31日、大阪地裁であった。和田真(まこと)裁判長は完全責任能力を認めたうえで、絞首刑が残虐な刑罰を禁じた憲法36条に違反するかをめぐる争点については「合憲」と判断。高見被告に求刑通り死刑を言い渡した。

 裁判員裁判での死刑判決は10例目。日本が死刑の執行方法として唯一採用する絞首刑について、市民の意見が刑事裁判の判決に反映されるのは初めてとなる。判決後、被告側は控訴の意向を示した。

 判決によると、高見被告は2009年7月5日、日曜で満席状態だった自宅近くのパチンコ店にガソリンをまいて火をつけ、客4人と従業員1人を殺害、10人に重軽傷を負わせた。

続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

独自事件をやらないから暇?検事の証拠改ざん発覚から1年、改革の現状を報告する。

市民が裁く陪審制が根付く米国。「見える刑事司法」はどうのように機能しているのか。

司法制度の大改革がスタートして10年。裁判員制度など目に見える成果が上がった一方、「市民が頼れる司法」の担い手である弁護士の表情はさえない。


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介