パナソニックは31日、2012年3月期連結決算の業績予想について、純損益を従来の300億円の黒字から下方修正し、4200億円と大幅な赤字になる見込みだ、と発表した。
通期の純損益が赤字となれば2年ぶり。松下電器産業時代の02年3月期の4278億円に次ぐ赤字額となる。
テレビや半導体の事業構造改革を実施することに伴い、営業外費用として約4千億円を追加で計上するため。円高も要因となる。
売上高予想は、従来の8兆7千億円から8兆3千億円、営業利益も2700億円から1300億円に、それぞれ下方修正した。