K701レビュー
＜魅力＞
このヘッドホンはリファレンスモデルであり、聴いていて飽きない。クリアで心地よい。それでいながら並行輸入品は25000円と安い。音質自体は50000円前後なのにこの価格はおいしい。姉妹機種のK702も同じ音質でありながら同じ価格。
非常にお買い得なハイエンドヘッドホンである。
＜音質＞
K701は無難といわれることが多い。みなさんがそうおっしゃるとおり、低音にも高音にもよっていないし、低音から高音まで質はいい。
低音が不足気味だと言われているが、それはアンプやケーブル次第ともいえる。
私の場合、かなりフラットでありながら低域は厚み・量ともに適度で、何を聴くにしても過不足ないように感じる。
音色はSENNHEISERとAKGの中間といった感じで非常にいい音色を持っている。
質感は特に硬くも柔らかくもないが、上を見ると若干曇っているようにも感じる。(本当にわずかだが)
中域は低域に埋もれたりせずはっきり聴こえてくるし、変な癖もない落ち着いた鳴らし方。高域は線が細く粗がないし、量も十分。
分解能、音場感、原音忠実性すべて価格なり(５万前後)のものを持っている。分解能や音場感が特別優れているとは感じないが、
非常に分かりやすくて癖がなく、ある意味ごく普通なのは長所だろう。原音の粗や生っぽさはあまり感じられないが、
広い目で捉えたときに原音をなるべく変えずに音楽鑑賞向けに最適化したような印象を受ける。エッジはきつくなく、非常に聴きやすい。
明瞭さ、音の鮮やかさ、厚み、温かみ、ヴォーカルの艶っぽさ、どれをとっても突出して良くはないが、それなり。
これは裏を返せば非常に癖がなくオールマイティーであることの証と言えよう。基本的には繊細だが、ノリの良さも持ち合わせている。
響きは適度。弦楽器は味付けが少なくそれでいて心地よく繊細、低域から高域まで見事な表現。
ちゃんと躍動感がある。金管楽器は鮮やかさや力強さにはやや欠けるように感じるが、
原音に近く繊細で自分の仕事はしっかりこなしてくれる印象。打ち込み系の音の表現はあまりうまくはないが、必要な能力は持っている。
また、開放型ヘッドホンらしく開放されているのをいいことにあらかじめ空間自体をずっと外側に広く取っている。
逆に言えばこれは定位の甘さに繋るが、密閉型とは一線を画する巧みな開放型ならではの表現だなと感じさせる。
（定位も不足に感じはしないので問題ないが。）特にK701は360度に細かく拡散するような鳴り方する。
そんなわけで音漏れはすごい。また、SA5000ほど澄みきってはいないが、K701は繊細でクリアであるといえる。これはこれでいい空気感がある。
少し脱線してしまうが、SA5000ほど澄みきっていないのはK701の音が少しぼかされていることによると思う。
これは、ソースの粗さが出なくなるようにするための仕様であると考えられる。逆にSA5000の場合、粗さが目立ってしまうともいえる。
ここで一応フォローしておくと、K701の音がぼかされていることを認知することは困難で、僅かにぼかされている程度で、
本当に気にしないとわからない程度である。以上に述べたように、K701は心地よく鳴り、エッジもきつくないため
長時間にわたり心地よく音楽を楽しめる、万能型である。得意分野はClassic・女性ヴォーカル・Jazzといったところか。K701は音楽を楽しませるような音づくりがなされているので、これ一台で満足してしまう人も多いだろう。
最後に補足的ではあるが、周辺機器に対するK701の変化について述べておこう。結論から言うと、かなり変化する。
性能の低い機器では性能の低い音（K701の底上げはちゃんとなされているが）、性能の高い機器では性能の高い音を
たとえハイエンド機器につないでも出してくれる。それだけ高いポテンシャルを持っている。
ソースの荒はある程度ごまかすが、なかなか手厳しい。性能の低い機器で聴いているうちは無難だな・・・としか
思わないのだが、性能の高い機器につなぐと今までにないような素晴らしい音楽を奏でてくれる。
このヘッドホンを使うのであれば、性能面で満足できる機器とソースで入口から出口まで固めることをおすすめする。
性能低い機器では正直中級ヘッドホンとあまり変わり映えがしない。差が出るのはそれなりの環境下。
K701は性能の高い機器にしっかりとついていけるヘッドホンのひとつ。これがK701の評判である所以だといっても過言ではない。
もし将来、環境にお金をかける気がないのなら他のヘッドホンをおすすめする。
追伸
K701を愛用し始めて時間がたって、初めて見えてきた点について述べておく。他のヘッドホンにはなかなか見られないのだが、
まず、全く飽きが来ない。そして、店頭に並ぶどのヘッドホンを見てもこのヘッドホンが色あせない。これはK701がreference
でありながら、音楽を楽しませる音づくりをしているからに他ならない。本当に長いお付き合いができるヘッドホンの一つです。
＜エイジング＞
最終形態までは２００時間のエイジングが必要。最初の印象は高音が伸び切らないがクリアで低音がでない。
これで５０時間後には高音が伸びてくる。１００時間後になると、低音がはっきりとしてノリが良くなる。
２００時間くらいたつと全体のバランスが良くなり、安定する。
＜装着感＞
最初のうちは革バンドが柔らかくなく、つけているのが苦痛に感じるかもしれないが２か月もすればいい感じになる。
側圧のほうも同様だが、寒いところでは側圧が強くある傾向にある。
次に蒸れ具合についてだが、こちらはヘッドホン内の空間が広いことと、通気性がある程度あることから蒸れにくい。
最初は苦戦するかもしれないが、最終的には長時間のリスニングにも耐えうるようになる。
＜外見＞
室内用で、静かな場所で使わなければならないために外見を気にする必要はないかもしれないが、一応。
これだけの値段をかけている割にはプラスチックでチープな作り。
スピーカー保護部が金属で、ヘッドが革。バンドのワイヤーは金属だが、すごく丈夫というわけではない。
フレームが安い分、スピーカー部にお金をかけているので、好感が持てる。
白いヘッドホンというのは珍しいため、多くあるヘッドホンの中で栄える。
＜携帯性＞
全くと言っていいほどにない。フレームが弱めなので、持ち歩く気にならない。そもそも音漏れ防止がなされていないし、遮音性もない。
外では快適なリスニングは不可能だろう。
＜付属品＞
ヘッドホン立て、φ3.5変換アダプタ
ヘッドホン立ては重宝する。ぶら下げると破損の原因になるので、専用のものがあるのはうれしい。
φ3.5変換アダプタは・・・ゴミ。回すだけでノイズが発生するって・・・。使いたくないね、性能どうこう言う前の問題。
ちなみに、この接触不良はハーマン曰く、"仕様です”・・・ばかやろう。
＜CP＞
販売当初の価格が８万円で、１年後には５万円、２年後には25000円まで落ち込んだ。
５万円の時点でCPが高いと評価されているので、25000円では非常に安い。
とはいっても、ハーマンを通した正規品の価格は販売当初から変わっていない。
正直、８万円の価値はないだろうと私は思う。５万円くらいなら買う気にもなるが。
どの流通からでもいいのであれば、おそらくハイエンドレベルのヘッドホンの中でもかなり安価であろう。
＜特記事項＞
K701はヲタクの間で「澪ホン」として慕われている。これはアニメ「けいおん！」のなかで秋山澪がK701と使用していたことによる。
アニメの中で、澪はポータブルCDプレイヤーに直差ししていたが、実際はヘッドホンアンプを挟むべきである。
澪がこのヘッドホンを使っていたことにより、一部オーディオヲタはK701を嫌う傾向にある。
かわりに、音の変わらない姉妹機「K702」を購入する人も少なくない。
ちなみに、K701は「萌えるヘッドホン読本」、「新・萌えるヘッドホン読本」etc.の中でも紹介されている。
2010年12月31日に生産終了。
＜評価＞
音質10、装着感4,5、携帯性１、遮音性１、音漏れ防止１、CP５
| K701 リファレンスヘッドフォン (2006/04/10) AKG 商品詳細を見る |
はじめに
このブログはふといい音がほしいと思ってしまったおバカさんが、オ○ニー行為の一環として作ってしまったブログです。初心者にも分かりやすいようにしていきたいと思っております。まだまだ発展途上でわかりにくい部分もあると思いますが、ご容赦を。少しずつ発展させていきます。
○ヘッドホンレビューの記載項目について
・評点
音質・装着感・遮音性・音漏れ防止・デザイン・携帯性について、私が判断した評点を記載しております。また、音の傾向と参考最安価格もあわせて記載しております。評点のつけ方等は、下の「評点のつけ方」をご覧ください。
・音質
音質についてのレビューです。用語の解説は省略しますが、ここで述べている弦楽器とは主にヴァイオリンやチェロ、金管楽器はトランペット等の中高域を指しています。
・装着感
装着感についてのレビューです。
・付属品
プラグや収納ケース等、ヘッドホン本体以外の付属品を列挙しております。
○評点のつけ方
・評価項目
ヘッドホンの評点を、音質・装着感・遮音性・音漏れ防止・デザイン・携帯性について5段階評価でつけています。
・全般
全ての評点は、なるべく客観的に行ってはいますが、あくまで主観です。
極端な話をすれば、人間の耳は人それぞれ違う音を聴いているわけです。ですから、同じヘッドホン・アンプ・再生機器を使って同じ音楽を聴いても、聴こえ方は違います。それに加えて、周囲の騒音や評価を行った際の耳の状態（例えば静かな環境に慣れた状態なのか、騒音に慣れた状態なのか等）で、同じ人間が聴いても違う音を聴いていることもあります。
また、ヘッドホンと音楽の相性や得意分野というものもあります。
装着感についても、人の頭や耳の大きさ、形、皮膚の神経はみんな違うわけです。なので、万人にとって最高の装着感というのもあり得ません。
〜評価〜
＜音質＞
10・・・すばらしい音質。あらゆるヘッドホンと比べても見劣りすることがない。
９・・・すばらしい音質。光るものがあり、トップクラスの性能を持つ。
８・・・十分な音質。トップクラスとは言えないが性能はいい。荒は許せる範囲内だが、光るものが少ない。
７・・・十分な音質。トップクラスとは言えないが性能はいい。多少の荒がある。
＝お勧めできるレベルのボーダーライン＝
６・・・音づくりはできているが、魅力が足りない。荒はまだ残っている。
５・・・使ってもいいと思えるレベル。荒はあるが音づくりがなされている。
４・・・音が何とか形になったレベル。なんとか聞くに堪えるレベル。
３・・・音が何とか形になったレベル。荒が目立ち、快適なリスニングはできない。
２・・・一応ノイズでない音が聞こえる。
１・・・ゴミとしか言いようがない。ノイズの塊といっていい。
＜装着感＞
５・・・快適な長時間リスニングが楽しめる。
４・・・不快に感じずに長時間リスニングが楽しめる。短時間リスニングでは快適といっていいレベル。
３・・・長時間リスニングになるとつらいが、１時間程度ならなんとか利用に耐えうる、不快に感じないレベル。
２・・・１時間程度ならつけていてもいいと思うレベル。不具合が感じられる。不快感がある。
１・・・装着すると不快。
＜携帯性＞
５・・・ポケットサイズで、運用もしやすい。
４・・・サイズが小さく、持ち運びに不便はない。
３・・・バッグに入れても他のものが入る程度の大きさ。ポケットには入らない。
２・・・小さいバックには入れにくい。街中で首にヘッドホンを掛けることができないと携帯不可に近い。
１・・・かさばって、携帯することが困難or面倒。首にかけても動作の邪魔になる。
＜遮音性＞
５・・・周りの音が聞こえにくい。電車の音やアナウンスも聞きづらい。ノイズキャンセラー付きレベル。
４・・・MUTEにするか、はずさないと人が何を言っているのかわからないレベル。車の音にも気づきにくい。８０％カットくらいか。
３・・・人と話しにくくなる。車の音は聞こえるが、注意していないと聞き取れないレベル。６０％カットくらいか。
２・・・空気清浄機レベルの音は聞こえないが人と話せるレベル。４０％カットくらいか。
１・・・空気清浄機の音が聞こえ、人と普通に話せる。２０％カットくらいか。
＜音漏れ防止＞
５・・・ほとんど漏れない。
４・・・近くによるとシャリシャリとかズンズンが小音量で聞こえる。曲名はわからない。
３・・・近くによって注意深く聞くと曲名がばれる。意識しないとシャリシャリとかズンズンが普通に聞こえる。
２・・・近くによって耳を傾けると曲名がばれる。
１・・・大音量で聞くと、付近の人に通通。通常の場合でも近くによると通通。
＜CP＞
５・・・他の商品がぼったくりに見えるレベル。ネットでおおいに騒がれるレベル。
４・・・買ってよかったと心から思うレベル。その性能に驚く。
３・・・価格なり。買って損はしないレベル。満足できる。
２・・・買ったら損をするレベル。基本的に購入リストに入らない商品。はずれ。
１・・・ぼったくり。買う人の思考が読めない。
‐・・・CPを語ることはしない。語るのが不適。性能が高いのでCPはどうでもよい。
＜ジャンルごとの評価＞
10・・・非常にすばらしいの一言。
９・・・該当ジャンルにおいて光るものがある。すばらしいものである。
８・・・音作りが該当するジャンルにあっていて、聴いていて心地よい。
７・・・多少気になるところはあるものの、よい。
６・・・気になるところはあるものの、概ねよい。
５・・・普通。可も不可もなく。
４・・・表現し切れていない感がぬぐえない。
３・・・なんとか聞くに堪えるレベル。
２・・・該当ジャンルでは使えない。
１・・・このレベルは・・・ゴミとしか・・・
○ヘッドホンレビューの記載項目について
・評点
音質・装着感・遮音性・音漏れ防止・デザイン・携帯性について、私が判断した評点を記載しております。また、音の傾向と参考最安価格もあわせて記載しております。評点のつけ方等は、下の「評点のつけ方」をご覧ください。
・音質
音質についてのレビューです。用語の解説は省略しますが、ここで述べている弦楽器とは主にヴァイオリンやチェロ、金管楽器はトランペット等の中高域を指しています。
・装着感
装着感についてのレビューです。
・付属品
プラグや収納ケース等、ヘッドホン本体以外の付属品を列挙しております。
○評点のつけ方
・評価項目
ヘッドホンの評点を、音質・装着感・遮音性・音漏れ防止・デザイン・携帯性について5段階評価でつけています。
・全般
全ての評点は、なるべく客観的に行ってはいますが、あくまで主観です。
極端な話をすれば、人間の耳は人それぞれ違う音を聴いているわけです。ですから、同じヘッドホン・アンプ・再生機器を使って同じ音楽を聴いても、聴こえ方は違います。それに加えて、周囲の騒音や評価を行った際の耳の状態（例えば静かな環境に慣れた状態なのか、騒音に慣れた状態なのか等）で、同じ人間が聴いても違う音を聴いていることもあります。
また、ヘッドホンと音楽の相性や得意分野というものもあります。
装着感についても、人の頭や耳の大きさ、形、皮膚の神経はみんな違うわけです。なので、万人にとって最高の装着感というのもあり得ません。
〜評価〜
＜音質＞
10・・・すばらしい音質。あらゆるヘッドホンと比べても見劣りすることがない。
９・・・すばらしい音質。光るものがあり、トップクラスの性能を持つ。
８・・・十分な音質。トップクラスとは言えないが性能はいい。荒は許せる範囲内だが、光るものが少ない。
７・・・十分な音質。トップクラスとは言えないが性能はいい。多少の荒がある。
＝お勧めできるレベルのボーダーライン＝
６・・・音づくりはできているが、魅力が足りない。荒はまだ残っている。
５・・・使ってもいいと思えるレベル。荒はあるが音づくりがなされている。
４・・・音が何とか形になったレベル。なんとか聞くに堪えるレベル。
３・・・音が何とか形になったレベル。荒が目立ち、快適なリスニングはできない。
２・・・一応ノイズでない音が聞こえる。
１・・・ゴミとしか言いようがない。ノイズの塊といっていい。
＜装着感＞
５・・・快適な長時間リスニングが楽しめる。
４・・・不快に感じずに長時間リスニングが楽しめる。短時間リスニングでは快適といっていいレベル。
３・・・長時間リスニングになるとつらいが、１時間程度ならなんとか利用に耐えうる、不快に感じないレベル。
２・・・１時間程度ならつけていてもいいと思うレベル。不具合が感じられる。不快感がある。
１・・・装着すると不快。
＜携帯性＞
５・・・ポケットサイズで、運用もしやすい。
４・・・サイズが小さく、持ち運びに不便はない。
３・・・バッグに入れても他のものが入る程度の大きさ。ポケットには入らない。
２・・・小さいバックには入れにくい。街中で首にヘッドホンを掛けることができないと携帯不可に近い。
１・・・かさばって、携帯することが困難or面倒。首にかけても動作の邪魔になる。
＜遮音性＞
５・・・周りの音が聞こえにくい。電車の音やアナウンスも聞きづらい。ノイズキャンセラー付きレベル。
４・・・MUTEにするか、はずさないと人が何を言っているのかわからないレベル。車の音にも気づきにくい。８０％カットくらいか。
３・・・人と話しにくくなる。車の音は聞こえるが、注意していないと聞き取れないレベル。６０％カットくらいか。
２・・・空気清浄機レベルの音は聞こえないが人と話せるレベル。４０％カットくらいか。
１・・・空気清浄機の音が聞こえ、人と普通に話せる。２０％カットくらいか。
＜音漏れ防止＞
５・・・ほとんど漏れない。
４・・・近くによるとシャリシャリとかズンズンが小音量で聞こえる。曲名はわからない。
３・・・近くによって注意深く聞くと曲名がばれる。意識しないとシャリシャリとかズンズンが普通に聞こえる。
２・・・近くによって耳を傾けると曲名がばれる。
１・・・大音量で聞くと、付近の人に通通。通常の場合でも近くによると通通。
＜CP＞
５・・・他の商品がぼったくりに見えるレベル。ネットでおおいに騒がれるレベル。
４・・・買ってよかったと心から思うレベル。その性能に驚く。
３・・・価格なり。買って損はしないレベル。満足できる。
２・・・買ったら損をするレベル。基本的に購入リストに入らない商品。はずれ。
１・・・ぼったくり。買う人の思考が読めない。
‐・・・CPを語ることはしない。語るのが不適。性能が高いのでCPはどうでもよい。
＜ジャンルごとの評価＞
10・・・非常にすばらしいの一言。
９・・・該当ジャンルにおいて光るものがある。すばらしいものである。
８・・・音作りが該当するジャンルにあっていて、聴いていて心地よい。
７・・・多少気になるところはあるものの、よい。
６・・・気になるところはあるものの、概ねよい。
５・・・普通。可も不可もなく。
４・・・表現し切れていない感がぬぐえない。
３・・・なんとか聞くに堪えるレベル。
２・・・該当ジャンルでは使えない。
１・・・このレベルは・・・ゴミとしか・・・
〜高音質とは〜
〜高音質とは〜
高音質とは、何通りか定義があり、度々論争になってしまう。私が知っていて、主流のものを２つ挙げてみる。
まず１つ目は現代オーディオマニア間で言われている「その人が良いと思った音が高音質」というもの。
２つ目は科学的に言った高音質、「sin波を入れたらノイズがなくsin波で出てくる」、「高い解像度」、「原音忠実」というもの。
これらの高音質はなかなか相いれないものである。ちょっと意外に思うだろうが。
１つ目の高音質の定義が今の主流ではあるのだが、これは言わば「自分の耳が測定器」というもの。だからこそ、音質のレビューは「暖かい」、
「艶がある」・・・等の非科学的なワードで蔓延っているし、自分と他人の感じる高音質は違う。
２つ目の高音質の定義は一昔前。別に古い考え方というわけではない。ただ純粋に、「原音忠実」を求め、それを高解像度で再生すること、
これが「作者」が聴いてほしい音であり、それを高解像度でローエンド〜ハイエンドまで拾ってあげれば高音質である、という考え方である。
これらの考えかたは二つとも間違っていない。２は科学的な視点から、１は人間の視点から見ているというだけなのである。
ここで科学の視点、つまり、オーディオ機器を作成するメーカーの立場になって考えると、１の欲求を満たすためにわざと音に着色をしているのである。
その着色の仕方は信じられないかもしれないが「人間が聴きやすいように、好むように、音を歪ませている」のである。
これはあまりオーディオマニアの中で知られていない（もちろん知っている人はいるが）。
ここでどっちが良いのかは議論しない。ただ一つ覚えておいてほしいのが、
「あなたが感じる高音質」は「他人が感じる高音質」と一致しないし、「人間が感じる高音質」は「科学的な高音質」つまり「歪みのない音」と一致しないということである。
ここで一つ補足しておくが、企業ごとに音が違うだろう。一般には着色と呼ばれているが、これは「音を歪ませたり、ある点を強調したり・・・」などをして
綺麗なsin波をいじっているということである。これによって音はいわゆる「暖かい」だとか「ドンシャリ」等の特徴を得るのである。
これが正しいとかそういうのはどうでもよいが、ちゃんとした事実は頭に入れておこう。
高音質とは、何通りか定義があり、度々論争になってしまう。私が知っていて、主流のものを２つ挙げてみる。
まず１つ目は現代オーディオマニア間で言われている「その人が良いと思った音が高音質」というもの。
２つ目は科学的に言った高音質、「sin波を入れたらノイズがなくsin波で出てくる」、「高い解像度」、「原音忠実」というもの。
これらの高音質はなかなか相いれないものである。ちょっと意外に思うだろうが。
１つ目の高音質の定義が今の主流ではあるのだが、これは言わば「自分の耳が測定器」というもの。だからこそ、音質のレビューは「暖かい」、
「艶がある」・・・等の非科学的なワードで蔓延っているし、自分と他人の感じる高音質は違う。
２つ目の高音質の定義は一昔前。別に古い考え方というわけではない。ただ純粋に、「原音忠実」を求め、それを高解像度で再生すること、
これが「作者」が聴いてほしい音であり、それを高解像度でローエンド〜ハイエンドまで拾ってあげれば高音質である、という考え方である。
これらの考えかたは二つとも間違っていない。２は科学的な視点から、１は人間の視点から見ているというだけなのである。
ここで科学の視点、つまり、オーディオ機器を作成するメーカーの立場になって考えると、１の欲求を満たすためにわざと音に着色をしているのである。
その着色の仕方は信じられないかもしれないが「人間が聴きやすいように、好むように、音を歪ませている」のである。
これはあまりオーディオマニアの中で知られていない（もちろん知っている人はいるが）。
ここでどっちが良いのかは議論しない。ただ一つ覚えておいてほしいのが、
「あなたが感じる高音質」は「他人が感じる高音質」と一致しないし、「人間が感じる高音質」は「科学的な高音質」つまり「歪みのない音」と一致しないということである。
ここで一つ補足しておくが、企業ごとに音が違うだろう。一般には着色と呼ばれているが、これは「音を歪ませたり、ある点を強調したり・・・」などをして
綺麗なsin波をいじっているということである。これによって音はいわゆる「暖かい」だとか「ドンシャリ」等の特徴を得るのである。
これが正しいとかそういうのはどうでもよいが、ちゃんとした事実は頭に入れておこう。
ヘッドホンの選び方
＜選び方＞
○実際にいろいろなヘッドフォンの音を自分の耳で聴いてみる
ランキングやクチコミで良い評価を得ている商品でも、必ず自分も納得するとは限りません。
一人一人の感覚は経験や生活環境によって変わってきます。ご自分の耳で聴かれて、満足する商品を選んでください。
特にお勧めの方法は自分の携帯ミュージックプレーヤーを店頭に持参し、お気に入りの曲をじっくり聴いてみることです。
各ヘッドフォンの音作りの特長がはっきりと分かります。
もちろん、試聴の前にランキングやクチコミで良い評価を得ている商品等を下調べして、ある程度試聴する機器を
絞るのも一つの手です。
○用途にあったヘッドフォン、イヤフォンを選択しましょう
DAP（MP3プレイヤー）等のポータブル機器には、イヤフォンかヘッドフォンの場合には、ドライバーの口径が大きくても
40mm前後のポータブル用のヘッドフォンを選択しましょう。特にドライバーが50mmを超えるような大型ヘッドフォンは、
ポータブルな機器ではパワーが足りず、ヘッドフォンの性能を生かしきれません。
DAPなどでお勧めなのは、持ち運びや外遮音性などを考慮するとカナル型のイヤフォンがお勧めです。
交通機関などの雑音や騒音を低減してくれ、比較的小さな音量で音楽を聞きとる事が出来ますので耳の健康にも良いと思われます。
ただし、カナル型の場合は遮音性が高いものが多く、外を歩いている時などに装着しますと車の音や周りの音が聞こえず
危険な場合があります。TPOを考慮して使用することが必要です。
また、DAPなどで比較的大きなヘッドフォンを使用されたい場合には、昨今はポータブルなヘッドフォンアンプも
色々なメーカーから発売されています。大型ヘッドフォン等の場合はヘッドフォンと併せてポータブル・ヘッドフォンアンプ
なども考慮してみてください。また、ポータブル用途のヘッドフォンでも、ヘッドフォンアンプを利用すると、
本来のヘッドフォンの性能をフルに発揮でき思わぬ効果が絶大な場合もあります。
○店員を頼る
どうしてもわからなくなったときや、迷った時、アドバイスがほしい場合、店員さんを頼りましょう。
彼らはしっかりとした知識を持っている人がほとんどです。的確なアドバイスをしてくれますよ。
○実際にいろいろなヘッドフォンの音を自分の耳で聴いてみる
ランキングやクチコミで良い評価を得ている商品でも、必ず自分も納得するとは限りません。
一人一人の感覚は経験や生活環境によって変わってきます。ご自分の耳で聴かれて、満足する商品を選んでください。
特にお勧めの方法は自分の携帯ミュージックプレーヤーを店頭に持参し、お気に入りの曲をじっくり聴いてみることです。
各ヘッドフォンの音作りの特長がはっきりと分かります。
もちろん、試聴の前にランキングやクチコミで良い評価を得ている商品等を下調べして、ある程度試聴する機器を
絞るのも一つの手です。
○用途にあったヘッドフォン、イヤフォンを選択しましょう
DAP（MP3プレイヤー）等のポータブル機器には、イヤフォンかヘッドフォンの場合には、ドライバーの口径が大きくても
40mm前後のポータブル用のヘッドフォンを選択しましょう。特にドライバーが50mmを超えるような大型ヘッドフォンは、
ポータブルな機器ではパワーが足りず、ヘッドフォンの性能を生かしきれません。
DAPなどでお勧めなのは、持ち運びや外遮音性などを考慮するとカナル型のイヤフォンがお勧めです。
交通機関などの雑音や騒音を低減してくれ、比較的小さな音量で音楽を聞きとる事が出来ますので耳の健康にも良いと思われます。
ただし、カナル型の場合は遮音性が高いものが多く、外を歩いている時などに装着しますと車の音や周りの音が聞こえず
危険な場合があります。TPOを考慮して使用することが必要です。
また、DAPなどで比較的大きなヘッドフォンを使用されたい場合には、昨今はポータブルなヘッドフォンアンプも
色々なメーカーから発売されています。大型ヘッドフォン等の場合はヘッドフォンと併せてポータブル・ヘッドフォンアンプ
なども考慮してみてください。また、ポータブル用途のヘッドフォンでも、ヘッドフォンアンプを利用すると、
本来のヘッドフォンの性能をフルに発揮でき思わぬ効果が絶大な場合もあります。
○店員を頼る
どうしてもわからなくなったときや、迷った時、アドバイスがほしい場合、店員さんを頼りましょう。
彼らはしっかりとした知識を持っている人がほとんどです。的確なアドバイスをしてくれますよ。
用語辞典
＜エイジング＞
エージング（ヘッドホンの慣らし運転、バーンインとも言う）の方法は人それぞれ違うようだが、
基本はできるだけ色々な音の入ったソースを用いて、あまり音量を上げすぎないで行うのが普通。
しかし、世の中のほとんどの人は、買ってきたヘッドホンを普通に使い、いつの間にかエージングが終わっているという状態で
別に特別なことをしなくても、エージングは自然に行われるとも言われている。
私の方法は、約20時間ほど普段の音量よりやや小さめで鳴らした後、30時間ほど普段の音量よりやや大きめの音量で鳴らす。
その間、1枚のCDを鳴らしっぱなしにするのではなく、できるだけ1枚ごとにCDを変える。
ジャンルもポップス、ロック、クラシック、テクノ、トランス、映画音楽、自然音の入ったCDなど色々使っている。
その間、音の変化を出来るだけ聴き、上記50時間でエージングが終わっていないようなら、さらにエージングを行う。
大抵のヘッドホンは100時間もあれば安定するが、200時間以上かかるものもある。
そのため、最近はどの機種もだいたい200時間ほどエージングを行うような形になっている。
＜ドンシャリ＞
低音と高音が強調された音のことを指す。低音がドンドン、高音がシャリシャリと表現することからこの言葉が生まれた。
同じ音楽でもドンシャリ特性のヘッドホンのほうが迫力が出て、歯切れが良く感じられる。
一般的にロックやＲ＆Ｂ、ポップで好まれる音。最近の低価格ヘッドホンは、これらの音楽を再生するように作られているため
ドンシャリ傾向のものが多い。また、小音量で再生するときに音がやせないようにあえてドンシャリな音にする場合もある。
＜カマボコ＞
主に中音域を強調した音の傾向。文字通り、周波数特性がカマボコのような形をしていることが由来。
＜音場＞
左右のスピーカーが表現する、音の位置や距離、広がりによって作られる場のこと。音場の表現が上手いヘッドホンほど、
臨場感が感じられる。
＜バイノーラル＞
ダミーヘッドと呼ばれる人の頭を模したマネキンの両耳にマイクを設置して録音したもの。
人間の聴覚が捉える音に近い形で録音できるため、イヤホン・ヘッドホンでは優れた音場表現が出来る。
また、バイノーラル録音用のイヤホン・ヘッドホンも存在する。
＜再生周波数帯域＞
再生できる音の最高域と最低域を表わす。基本的には、ホワイトノイズを再生した際に一定以上の音量が出ている帯域を表記する。
＜インピーダンス＞
ヘッドフォンの電気抵抗。単位はオーム(Ω,ohm)。この値が大きいほどヘッドフォンに加わるパワーが小さくなる。
そのため300Ωなど大きくなると携帯音楽プレイヤーなどでは、ボリュームが最大でも音量が取れないことがある。
小さいほど大きなパワーが加わるが、ホワイトノイズ(サーというノイズ)が乗りやすい。
ポータブルヘッドホンでは５０Ω以下のものを選ぶと良い。
＜許容最大入力(耐入力)＞
これを超えて入力すると故障する恐れがある、最大の電力(パワー)のこと。単位はワット(W)またはミリワット(mW)。
この程度のパワーでリスニングしないでください。聴覚に障害を生じる恐れが高くなります。
＜出力＞
音圧レベルある決まった大きさの信号(1mW=1000分の1ワットのことが多い)に対して、どれだけの大きさの音が出せるかを示す。
単位はdB/mW(デシベル毎ミリワット)。感度、能率などと呼ぶこともある。この数値が大きいほど、小さな出力で大きな音量が出せる。
反面、小さな信号でも大きな音になるため、接続する機器が出すノイズも聞こえやすくなる。
＜マメ知識＞
例えば、抵抗が１６Ωで、出力が１００dB/mWのヘッドホンがあったとする。
これと同じ音量を３２Ωで再現しようとすると出力は１０３dB/mWとなる。
このように抵抗が２倍になると同じ音量を保つためには３dB/mWあげなければならない。