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千葉県東方沖 小規模地震続く
千葉県東方沖では今月、小規模な地震が相次ぎ、地下の岩盤の境目がゆっくりとずれ動く現象が観測されています。
こうした活動は数年ごとに繰り返され、やや規模の大きな地震が起きることもあるため、気象庁は、念のため、揺れに注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、千葉県東方沖やその周辺では、フィリピン海プレートという海底の岩盤が陸側の岩盤の下に沈み込んでいる影響で、地震活動が活発になることがあり、今月26日ごろから小規模な地震が相次ぎ、千葉県で震度2や1の揺れを観測しています。
また国土地理院や防災科学技術研究所の発表によりますと、房総半島に設置している傾斜計やGPSの観測点では、今月26日以降、地下の岩盤の境目がゆっくりとずれ動く、「スロースリップ」という現象と見られる、わずかな地殻変動が観測されています。
こうした活動は平均で6年程度の間隔で繰り返し起きていますが、活動に伴ってマグニチュード4から5程度のやや規模の大きな地震が起きることがあり、前回、4年前の平成19年8月の地震活動では、最大、震度5弱の揺れを観測しました。
気象庁は、「今回の地震活動は過去の例よりも低調だが、念のため揺れに注意してほしい。また、3月の巨大地震の余震活動も引き続き活発なので、引き続き広い範囲で地震に注意してほしい」と話しています。
10月31日 17時48分
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