30日夜、札幌市の飲食店で、およそ100人が参加して行われていたハロウィーンの仮装パーティーの最中、参加者の女性の衣装に火が燃え移り、女性は顔や腹などに大やけどをしました。
30日午後8時50分ごろ、札幌市中央区南6条東1丁目のビルの3階にある飲食店で女性が身に着けていた衣装に火がついて燃え出しました。近くにいた人たちがバケツリレーで水をかけて火は5分ほどで消えましたが、女性は顔や腹などに大やけどをして病院に運ばれました。また、火を消そうとしていた別の女性も煙を吸って病院で手当てを受けています。2人とも意識はあるということです。当時、飲食店の店内にはおよそ100人がいてハロウィーンの仮装パーティーが行われていました。警察によりますと、参加者は「会場にあったろうそくの火がやけどをした女性の服に燃え移った」と話しているということで、当時の詳しい状況を調べています。現場は札幌市中央区の飲食店やホテルが集まる一角で、通報を受けて駆けつけた消防の誘導で全員が店の外に避難し、付近は一時、騒然としました。パーティーに参加していた男性の1人は当時の状況について「何かが燃える臭いがして、避難するように言われました。みんな、何が起きているのかよく分からず避難していました」と話していました。