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脱原発:福島で集会…保守、共産同席

「なくせ原発! 10・30大集会」で反原発を訴えパレードする参加者=福島市の四季の里で2011年10月30日、石井諭撮影
「なくせ原発! 10・30大集会」で反原発を訴えパレードする参加者=福島市の四季の里で2011年10月30日、石井諭撮影

 東京電力福島第1原発事故を受け、国や東電に原発からの撤退を求める「なくせ原発! 安心して住み続けられる福島を! 10・30大集会inふくしま」が30日、福島市内の公園で開かれた。佐藤栄佐久前知事や保守系首長らが共産党の志位和夫委員長と同席する異色の顔ぶれとなり、約1万人が参加(主催者発表)。実行委員会は「幅広く参加を呼びかけた結果、党派を超えた集まりになった」と話している。

 佐藤前知事は「福島がこんなことになるなんて悪夢を見ているようだ。(原発がある)双葉郡の住民を棄民にしてはいけない」と除染の徹底を求めた。避難区域に指定されている飯舘村の菅野典雄村長や浪江町の馬場有町長も参加し、「3・11以前の生活に戻してほしい」などと訴えた。

 参加者は集会後、脱原発を訴えるプラカードなどを掲げてパレード。郡山市から家族5人で参加した養護教諭の女性(42)は「安心して暮らせる土に戻してほしい。そんな思いを込めて参加した」と話した。【川崎桂吾】

毎日新聞 2011年10月30日 21時31分(最終更新 10月30日 22時57分)

 
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