NHK福島県のニュース　福島放送局

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除染や賠償など求める集会

東京電力福島第一原発の事故の損害賠償と、国の責任による除染活動の徹底的な実施などを求める大規模な市民集会が３０日、福島市で開かれました。
この集会は福島県内の市民団体などでつくる実行委員会が開いたもので、主催者発表でおよそ１万人が集まりました。
会場に設けられたステージでは県内の自治体の首長らが、東京電力による事故の損害賠償と、国の責任による除染活動の徹底的な実施などを訴えました。
このうち、飯舘村の菅野典雄村長は「原発事故で今も村民が苦しい避難生活を続けているが、腹が立って悔しくてしょうがありません。故郷を元に戻すためにも応援してほしい」と協力を求めると、会場からは大きな拍手が上がりました。続いて会場周辺でパレードが行われ、参加者は「子どもの命を守れ」と書かれた横断幕を掲げたり「原発いらない」などとシュプレヒコールをあげたりしていました。
４歳の息子と参加した須賀川市の３６歳の母親は「子どもが外で遊べなくなって困っています。東京電力や国には早く、子どもが心配せずに生活できるようにしてほしい」と話していました。

10月30日　19時32分

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