トルコのユルドゥズ・エネルギー天然資源大臣が、トルコの地震により被害を受けた隣国アルメニアの首都エレバン南西部にあるメツァモール原子力発電所の閉鎖を要請しました。 トルコの新聞メッリエトが29日土曜、伝えたところによりますと、ユルドゥズ大臣は、IAEA国際原子力機関に対し、メツァモール原発の閉鎖を求めました。 メツァモール原発は、トルコとの東部国境から16キロ離れたアルメニア領内にあり、同原発からの放射能漏れにより、トルコや地域が危険に晒されていると言われています。 メツァモール原発の技術は、チェルノブイリ原発で利用されていた技術と似たものです。 EUもこの原発の運転停止を求めています。
トルコの地震によりメツァモール原発被害
これ以前に、トルコの新聞ザマンがトルコ原子力庁の情報筋の話として、23日土曜、トルコ南東部のワン県で起きたマグニチュード7.2の地震により、隣国アルメニアのメツァモール原発が被害を受けたと報じました。 この報道によりますと、地震発生直後の報告により、メツァモール原発周辺に放出された放射能漏れの量が基準値を多少超えているということです。 トルコの地震により、現在までに、数百名が死亡した他、数千名が負傷、又は行方不明となっています。
トルコの新聞ザマンが24日月曜、トルコ原子力庁の情報筋の話として伝えたところによりますと、23日日曜、トルコ東部で発生したマグニチュード7.2の強い地震のため、同国とアルメニアの国境地帯にあるメツァモール原子力発電所に、被害トルコの新聞ザマンが24日月曜、トルコ原子力庁の情報筋の話として伝えたところによりますと、23日日曜、トルコ東部で発生したマグニチュード7.2の強い地震のため、同国とアルメニアの国境地帯にあるメツァモール原子力発電所に、被害が及んでいるということです。 この報道によりますと、アルメニアの原子力専門家らは、この原発の被害を受けた部分の修復作業を開始したということです。 さらに、「メツァモール原発からの放射能漏れの量は、それほど多くはないが、緊急速報によれば、この原発の周辺地域で検出された放射能の量は、基準値を超えている」としています。 トルコ東部・ワン県で23日に発生した強い地震により、これまでに数百人が死亡、他数千名の負傷者が出ています。 なお、今回の地震の揺れは、トルコ東部のほか、イランやアルメニアなど、トルコの複数の近隣諸国でも確認されています。
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